(画像左から)本広克行、鈴木聡 (画像左から)本広克行、鈴木聡

人気アイドルのももいろクローバーZ(以下、ももクロ)が主演するジュークボックス・ミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」。演出を手がけるのは映画監督であり、ももクロの初主演舞台「幕が上がる」も手がけた本広克行。脚本は自身の劇団「ラッパ屋」で、モノノフ(=ももクロのファン)になってしまったオヤジたちを描いた『おじクロ』(2012年)を上演するなど、自身もモノノフを自認する鈴木聡。ふたりに話を聞いた。

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ジュークボックス・ミュージカルとは既存の楽曲を使ったミュージカル。今回はずばり“ももクロの楽曲を使ったミュージカル”だ。ももクロの楽曲を軸にストーリーは描かれているが、それは決して楽曲を並べるためのストーリーではない。脚本を受け取った本広は「鈴木さんの書いてくださった物語と、ももクロの楽曲の歌詞がびっくりするくらいフィットしてるんです。歌詞をしっかり理解した上で書かれているから、曲を聴きながら脚本を読んでいると涙がでそうになる。鈴木さんはさすがモノノフだなと思いました(笑)」と感服。メンバー4人が別々の人生に転生する、という本広のアイデアを得て鈴木が書いた物語には彼女たちの様々な楽曲が折り込まれている。鈴木が「ももクロには、まさに輪廻転生といったスケールの大きな曲もあれば、元気になる曲、すごく純粋な女の子の気持ちを歌った曲もあって、とても表情が豊か。普通のアイドルだったらラブソングばかりなんだけど、ももクロは遊び心のあるファンタジーから、ちょっと文学的なことまで幅が広い。彼女たちのいろんな面を表現したくて曲をセレクトしました」と話すように、最近の曲から、普段のライブではあまりやらないような曲まで、ファンもうならせるような様々な選曲によって物語が成り立っている。メンバーの役柄は、本人たちそのままのキャラクターをイメージして書かれており、ファンがニヤリとするセリフや、やり取りも豊富だ。

また同時に、本広は「ももクロを知らない方も楽しめるように」と、シルビア・グラブ、妃海風というふたりの経験豊富なミュージカル女優の力を借りながら、ミュージカルとしてのクオリティにも向き合っている。会場となる舞浜アンフィシアターはもともとシルク・ドゥ・ソレイユの専用劇場。「会場に備わっているおもしろい機構を全部使ってしまうような演出を考えています」(本広)というから楽しみだ。

「彼女たちは今まさにエンターテイナーとして成長する過程。それをモノノフをはじめとして皆さんで見守っていると思いますが、その期待に応えられる舞台にしたいと思って書きました。楽しみにしていてください」(鈴木)というように、様々なライブ・エンターテインメントを提供してきたももクロにとって、今回のミュージカルは、まさに今まで見たことがない新しいももクロの“ライブ”になりそうだ。公演は9月24日(月・休)から10月8日(月・祝)まで千葉・舞浜アンフィシアターにて上演。チケットは発売中。

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