63gと軽い「HDR-AZ1」

カメラの総合イベント「CP+2015」でひときわ人だかりが目立ったのがソニーのブース。そのソニーの目玉の一つが、このところ話題のウェアラブルカメラだ。まさにソニーの本気が伝わってくる展示だった。

●圧倒的な「軽さ」がもたらす新たな撮影シーン

ウェアラブルカメラに力を入れるソニーは、小型・超軽量で人気のアクションカム「HDR-AZ1」のほか、参考展示として、2015 International CESで発表した「FDR-X1000V」、フルHD対応で高度な手ブレ補正や風切り音を抑える機能を搭載した「HDR-AS200V」などを展示した。

昨年10月発売のアクションカム「HDR-AZ1」は、約63g(カメラ部)という軽さがウリ。63gといえば、ゆで卵1個の重さとほぼ同じ。自転車やバイクの車載映像はもちろん、ヘルメットに装着しても重さを感じることはなく、スキーやスノーボード、クライミング、サーフィンなど、さまざまなスポーツシーンでダイナミックな映像を撮影することができる。

●4Kの「FDR-X1000V」とフルHDの「HDR-AS200V」

先日米国ラスベガスで開催された「2015 International CES」にて発表された「FDR-X1000V」および「HDR-AS200V」も参考展示。

「FDR-X1000V」はアクションカムシリーズ初の4K(3840×2160ドット:QFHD)での記録に対応したモデル。サイズは横24.4×奥行き88.9×高さ51.7mmで、重さは約114g(バッテリー含む)。XAVC S形式での記録に対応し、最高100Mbpsのビットレートで記録することができる。もちろんHDでの撮影にも対応する。

「HDR-AS200V」は、昨春発売の防滴対応モデル「HDR-AS100V」の後継機。1080/60p、最大50MbpsのフルHD撮影に対応する。また、WVGAで120/240pのスローモーション撮影にも対応している。サイズは「HDR-AS100V」とほぼ同じということだ。

「FDR-X1000V」「HDR-AS200V」は、ともにGPSを搭載。マップビューで軌跡を表示したり、マルチビューを作成してスピードや移動距離、軌跡などを表示したりなど、撮影後も多彩に楽しむことができる。両モデルとも手ブレ補正を強化し、特に高周波振動に対して、より高い補正力を発揮するのが特徴だ。

●ウェアラブルカメラの新たな楽しみ方を提案

ソニーは、ウェアラブルカメラの新たな楽しみ方の提案として、アクションカムを取りつけた自転車やヘルメット、空撮用ドローンなどを展示。多く人々が熱心に見入っていた。これらのアクションカムは、マウントやハーネス、アームキット、ポールなどのオプションが豊富で、自転車、バイク、クルマ、サーフボード、マリンスポーツなど、さまざまなシーンでダイナミックな映像を撮影できる。アクション派にとって、今後もソニーのウェアラブルカメラは要注目だ。