(左から)向井理、榮倉奈々、豊川悦司

榮倉奈々と豊川悦司が披露する“足キス”が話題の恋愛映画『娚の一生』(廣木隆一監督)が2月14日に全国で封切られ、新宿ピカデリーで初日舞台あいさつが行われた。同日、台湾での上映をはじめ、ニューヨーク、カナダで開催される国際映画祭への出品が明らかになった。

『娚の一生』舞台挨拶その他の写真

西炯子のコミックを原作に、東京でつらい失恋を経験し、祖母が暮す田舎の一軒家に移り住んだ女性つぐみ(榮倉)と、52歳独身の大学教授・海江田(豊川)の同居生活と恋愛を描く。舞台あいさつには廣木監督をはじめ、榮倉と豊川、共演する向井理、主題歌を手がける歌手のJUJUが登壇した。

榮倉は『余命1ヶ月の花嫁』『だいじょうぶ3組』に続き、廣木監督と3度目のタッグを組んでおり、「毎回、試練が多い現場ですね。でもそういった試練や責任を与えられるのは、幸せなこと」とコメント。これを受けて、廣木監督は「いや、そんな厳しいことはないと思いますよ。本人もひょうひょうと演じているし」。また、「大人になっている姿を、撮ってあげたいという気持ちだった」と女優として成長を続ける榮倉に目を細めた。

豊川も『やわらかい生活』で廣木組を経験し「常に俳優に寄り添ってくれる監督なので、安心感をもって芝居ができる。きちっと僕らのことを見てもらっている感覚がある」と全幅の信頼を寄せ、「今、俳優さんに一番人気の監督ですよ」と持ち上げた。この日はバレンタインにちなみ、“足キス”ならぬ“足チョコ”がお披露目され「シュールですね」(榮倉)、「きれいなお足ですね」(豊川)と驚きの表情だった。

『娚の一生』
公開中

取材・文・写真:内田 涼