秋の行楽シーズンで活躍するデジタル一眼カメラ

秋の紅葉や運動会、お祭りシーズンに突入する中、話題のミラーレスデジタル一眼カメラの購入で悩んでいる人も多いのではないだろうか。全国の主要家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、9月10~16日の一週間に最も売れたデジタル一眼カメラは、キヤノンが2018年3月に発売したミラーレスの「EOS Kiss M ダブルズームキット ホワイト」だった。

これまでミラーレスデジタル一眼はオリンパスやソニー、パナソニックが主流だったが、今年は大手カメラメーカーのキヤノンとニコンが本格参入したことで、さらなる盛り上がりをみせている。週間売れ筋ランキングのトップにキヤノンのミラーレスが入るなど、デジタル一眼カメラにミラーレス化の波が押し寄せている。

本体のカラーでは2位~10位まで定番のブラックが占めるなか、1位が唯一のホワイトというのも、この大きな変化を象徴しているようだ。

キヤノンの「EOS Kiss M」は、ミラーレス初のKissブランドとして話題になったように、初心者をターゲットにするエントリーモデルの位置付け。約2410万画素のCMOSセンサーと新映像エンジン「DIGIC 8」による高画質撮影を可能にしながら、カメラ本体が撮影の操作方法を案内する「ビジュアルガイド」が、誰でも簡単に操作ができるようにアシストしてくれる。

ランキング10位のうちミラーレスは、1位と同じシリーズで色違いのキヤノン「EOS Kiss M ダブルズームキット ブラック」が5位に、ソニーが14年3月に発売した「α6000 ダブルズームレンズキット ブラック」が10位に入った。

BCNランキングにおけるミラーレスの今後の見どころとしては、ニコンが9月28日に発売を予定するフルサイズミラーレス一眼の「Z7」が何位に食い込んでくるかだろう。ソニー、ニコン、キヤノンなど、フルサイズの大型CMOSセンサーを搭載したミラーレス競争からも目が離せない。