4: 「〇〇さんが、あなたのこと褒めてたわよ」

男性は社会的な生き物ですから、第三者の評価というのが、実はとても気になります。

「ママ友の〇〇ちゃんが、あなたのことかっこいいって言ってたわ」「うちの母親が、あなたのこと本当に感謝してた」「娘が、パパすごいって言ってたわよ」など、第三者を使って褒めると、より承認欲求が満たされるでしょう。

5: 「ありがとう」

妻からの感謝の言葉を求めている夫は、とても多いです。

男性は、妻から感謝されることで、家庭での自分の存在意義・存在価値を感じることができます。仕事も、「家族のためにもっとがんばろう」と思えるようになります。

というのは、男性は仕事で家の中にいる時間が短く、子どもとも母親ほど密にコミュニケーションが取れません。家庭での存在意義や存在価値を見失いがちなのです。

一番最後に挙げましたが、これは夫婦仲・家族仲を良好に保つために、一番大切な言葉だと私は感じています。

「夫からも感謝の気持ちを伝えてもらっていない」というママも多いと思いますが、そういうママは、まずは自分から伝えてみることで、夫の態度も変わってくるかもしれません。

日ごろからまめに伝えるようにしていきたいですね。

照れくさければ、メールや手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

今日ご紹介した言葉プラス、夫の心をつかむ言葉としておすすめしたいのが、「夫の名前」を呼ぶことです。

結婚し、子どもができると、「パパ」「お父さん」という呼び方に変わってしまう夫婦は少なくありません。

名前は、その本人にとって、もっとも心地よく、大切な響きを持つ言葉です。自分のことを名前で呼んでくれる人に、人は好意を抱き、親近感を抱きます。名前を呼びかけられることで、特別感も得られます。

私の周囲でも、結婚後、十数年近く経っても名前呼び(愛称呼び)をしている夫婦は、比較的円満で仲が良い夫婦が多いです。

普段「パパ」「お父さん」呼びが定着しているなら、名前で呼びかけることで、より夫をドキッとさせることができるかもしれません。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]

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