(左から)麻倉怜士氏、竹中直人、筧美和子、高橋雅美氏

次世代のデジタルエンターテイメント市場のさらなる成長を目的とする業界団体“DEGジャパン”(会長:塚越隆行)が主催する『第7回DEGジャパン・アワード ブルーレイ大賞』の授賞式が2月17日に都内で開催され、各受賞作品を発表した。ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が発売・販売する『アナと雪の女王』がグランプリとベスト高画質賞・アニメ部門(洋)の2冠を達成し、同社の高橋雅美氏は、「今までディズニーは大賞に縁がなかったので、夢がかなって心から嬉しい」と受賞の喜びを語った。

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昨年、社会現象となった“アナ雪”が、ブルーレイ市場でも旋風を巻き起こした。審査を務めたデジタルメディア評論家の麻倉怜士氏は、「ストーリー性、画質、音質、3D表現。それらすべてのクオリティが抜きん出た作品であり、総合力で文句なしにグランプリに選出した。何より300万枚売り上げた販売実績がすばらしく、ブルーレイを幅広い層に啓蒙した」と受賞理由を説明した。

授賞式には同賞のアワードアンバサダーを務める竹中直人と、モデルでタレントの筧美和子が駆けつけ、受賞者を祝福。『アナと雪の女王』について、「魅力は何度も観たくなる美しさと、楽曲のすばらしさ。この作品に声優として参加できず、残念でしたが(笑)、機会があれば僕を呼んでください」(竹中)、「映画館とブルーレイで拝見しましたが、まるで自分が美術館にいるような気持ちにさせる芸術的な作品。こうした作品が、おうちで観られるのは嬉しいこと」(筧)と話した。

「発足から8年が経ち、アワードは7回目。『継続は力なり』という言葉もありますが、最近はDEGの話を耳にすることも増えた」と語る塚越会長は、「ブルーレイは映画をはじめ、音楽、バラエティ、教養と幅広いコンテンツを楽しんでいただけるメディア。今後も多くのお客様にブルーレイの良さをお届けしたい」と抱負を述べた。

『第7回DEGジャパン・アワード ブルーレイ大賞』主な受賞作品
グランプリ:『アナと雪の女王』
(発売元・販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
ベストBlu-ray 3D賞:『ゼロ・グラビティ』
(発売元・販売元:ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社)
ベスト高画質賞 映画部門(洋画):『トランセンデンス』
(発売元・販売元:ポニーキャニオン)
ベスト高画質賞 映画部門(邦画):『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
(発売元:テレビ朝日/販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント)
ベスト高画質賞 アニメ部門(洋):『アナと雪の女王』
(発売元・販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)

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取材・文・写真:内田 涼