速度比較で最速はレキサー、全方位対応で死角なしのSDメモリカードとは

2015.2.20 11:35配信

デジタルカメラの進化に伴い、写真データを記録するSDメモリカードも進化を続けている。デジタルカメラは、センササイズの大型化や画素数の高画素数化が進み、写真一枚あたりのデータ容量が増えている。

さらに連写速度も上がっている。こうした大容量の写真データを高速にしっかり記録するには、大容量かつ転送速度の速いSDメモリカードが必要だ。最先端のデジタルカメラの相棒として、いまふさわしいのが、最大転送速度300MB/秒の「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」だ。

SDメモリカードを選ぶ際、おそらく多くの人は価格に直結する容量しかチェックしていないのでないだろうか。しかし、デジタルカメラの性能を十二分に引き出したいなら「速度」もチェックしたい。

ひと言で速度といってもSDメモリカードには「スピードクラス」と「最大転送速度」の二つがある。スピードクラスはカードの最低書き込み速度を表すもので、特に常時データを記録し続ける動画撮影に用いる際に、チェックしておきたい項目だ。

一方、最大転送速度は、データの読み出し・書き込みスピードの最大値を表す。スチル撮影の際、高画質のJPEGファイルとRAWファイルの両方を記録しながら高速で連写するような場合に、この最大転送速度がモノをいう。継続的な記録速度を表すものではないが、どれくらいの容量が瞬発的に転送ができるかを表すものだ。

●動画を撮影するなら最低転送速度もチェック

スピードクラスには「スピードクラス」と「UHSスピードクラス」の2種類がある。UHSスピードクラスはスピードクラスの上位規格で、より高速な転送が可能だ。スピードクラスには最低2MB/秒の「スピードクラス2(Class2)」、最低4MB/秒の「スピードクラス4(Class4)」、最低6MB/秒の「スピードクラス6(Class6)」、最低10MB/秒の「スピードクラス10(Class10)」の四つがある。

UHSには現在、最低10MB/秒の「UHSスピードクラス1(U1)」、最低30MB/秒の「UHSスピードクラス3(U3)」の二つがある。この規格はSDカードだけが対応するのではなく、ホストであるデジタルカメラでも対応が必要になる。例えば、速いU3対応カードを手に入れたとしても、手もちのデジタルカメラがUHS対応ではない場合、最低記録速度はカメラの対応スピードに下がってしまうことになる。

また、UHSカードはUHS規格対応の機器であれば「UHSスピードクラス」にあるスピードが保証されているが、UHS規格に対応しない機器の場合「SDスピードクラス」でどのクラスに相当するかの表記がなく、わかりにくい製品も存在する。

「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」は「U3」の表記に加え、「Class10」と「SDスピードクラス」も併記し、最高の動画転送速度を保証している。

●連写性能を左右する最大転送速度

高速連写や、PCにデータを転送する際のスピードを左右するのが最大転送速度だ。通常のSDカードの理論値の最大転送速度は25MB/秒。だが、高画素数化が進み、1枚あたりのデータ容量が大きくなったり、さらに、データの大きいRAWデータも併せて記録するとなると、25MB/秒のスピードでは少々心許ない。

UHSカードなら大容量データを高速に転送できる。最高104MB/秒の記録が可能な「UHS-I」と、最高312MB/秒の「UHS-II」の二つがある。さらに、UHS-Iには「SDR50」と「SDR104」という二つのモードがある。SDR50は理論値最大50MB/秒、SDR104は理論値最大104MB/秒のスピードがでる。つまり、同じUHS-I対応であっても、最大転送速度が異なる製品が存在するわけだ。これは、デジタルカメラも同様で、SDR104対応のデジタルカメラにSDR50対応カードを挿した場合、理論値最大50MB/秒のスピードしか出ない、ということになる。

一方、2列のピンレイアウトで転送速度を速めた「UHS-II」だが、理論値最大312MB/秒といいつつ、「UHS-II」に対応するデジタルカメラがまだ少ないため、いまのところUHS-I対応のデジタルカメラで使用するケースが多いだろう。

UHS-IIカードは、UHS-Iへの下位互換があるが、「SDR50」モードへの対応が標準で、「SDR104」への対応はカードメーカーのオプションであることはあまり知られていない。これから登場するUHS-II対応デジタルカメラで使用する場合は、どちらでも理論値最大312MB/秒の高速転送ができる。しかし、UHS-I対応デジタルカメラで使用する場合、UHS-Iカードと同様、転送速度に差が出てしまう。

つまり、SDR50対応のUHS-IISDカードをUHS-I対応デジタルカメラで使用した場合、理論値最大50MB/秒のスピードしか出ないことになる。

各社、UHS-II対応カードを出しているが、そのカードがSDR50/104に対応しているか、わかりにくい。そこで各社のカードをUHS-I対応のニコンの「D750」に挿入して、書き込み速度を試した。

●書き込み速度を比較、カメラの性能を引き出すUHS-II対応SDメモリカード

まずは書き込み速度を比較した。書き込み速度とは、デジタルカメラで撮影した写真データをSDメモリカードに記録する際の速度。書き込みに時間がかかると書き込みが終了するまでシャッターを切ることができない。スポーツシーンや子どもやペットなど、動き回る被写体を連写しているようなとき、この書き込み速度が遅いと、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうこともある。また、高速連写をうたう高性能デジタルカメラを使っていても、SDメモリカードの書き込み速度が遅いと、デジタルカメラのもつ性能を十分に引き出すことができない。

テストでは、「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」と他社のUHS-II対応カードと書き込み速度を比較した。ニコンのフルサイズデジタル一眼レフ「D750」を使い、10秒間の間に何枚撮影できるか、また10秒間の連写を始めてからアクセスランプが消えるまでに何秒かかるかを測定した。

「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」の最大転送速度は300MB/秒で、A社は280MB/秒、B社が260MB/秒と、A社とB社は同程度だ。また「D750」は、JPEGとRAWの同時記録モードに設定した。

「D750」にそれぞれのSDメモリカードを挿入し、10秒間連写をし、その間に撮影できた枚数とアクセスランプが消えるまでの時間をそれぞれ3回ずつ測定。アクセスランプが消えるまでの時間が最も速かった回の数値を比較した。3社ともシャッターを切る回数が増えるごとにシャッターが切れる間隔が空いていったが、10秒間に撮影できた枚数はA社が31枚、B社が42枚に対し、「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」は45枚だった。

また、アクセスランプが消えるまでの時間を測定したところ、A社は17秒96、B社は14秒86、「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」は14秒29で書き込みが終了した。つまり、書き込み速度の速い「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」とB社のカードはSDR104に対応している可能性が高い。

●読み出し速度比較 短時間でSDメモリカードのデータをPCに移す

もう一つ、SDメモリカードに記録した写真データをPCの内蔵HDDなどに移す際に重要になる読み出し速度も比較した。この読み出し速度が遅いと、データ転送しに待機する時間が長くなり、効率が悪い。読み出し速度を計測するために、約3GBの同じデータを3社のSDメモリカードに保存。USB 3.0対応のカードリーダを使ってPCの内蔵HDDにデータをコピーし、コピーが終了するまでの時間を測定した。

結果はA社が43秒47、B社が30秒74、「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」が24秒18と、書き込みも読み出しも「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」が最も速いという結果だった。UHS-II、UHS-I(SDR104)、U3、Class10と速度を表すすべての規格でトップクラスを保証する「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」は、全方位対応のまさに「死角なし」の最強のSDメモリカードといえるだろう。

●便利さと速さを手に入れる 脅威の4ベイカードリーダハブ

もう一つ、カメラライフを充実させるなら、4ベイのカードリーダハブ「Lexar Professional Workflow HR1(LRWHR1RBJP)」も揃えたい。「HR1」は、画像や動画の転送・バックアップを複数のメモリカードから同時に実行できるのが特徴。4か所のポートに専用のカードリーダを自由にセットすることが可能。例えばSDメモリカードのカードリーダと、コンパクトフラッシュ(CF)のカードリーダをセットし、USB 3.0ケーブルでPCと接続して、SDメモリカードとCFのデータを同時にPCに転送する、といったこともできる。

複数台のデジタルカメラを持ち歩く人や、デュアルスロットを備えるデジタルカメラを使っている人は、数枚のカードのデータを一度にPCに送ることができるので、作業時間を短縮できる。また、複数のカードリーダを一つに集約できるので、空いたUSBポートを有効活用できる。このほか、Macユーザー向けにThunderboltとUSB 3.0の両方に対応するモデルもある。

また、「HR1/HR2」にセットできるカセットとして外付けSSD「Professional Workflow DD512」もある。「HR1」にカードリーダと外付けSSDをセットすれば、カードのデータをPCに保存することなく外付けSSDに保存できるので便利だ。

「Lexar Professional 2000x SDHC UHS-IIカード」と「HR1/HR2」で、カメラの性能を存分に引き出して、充実したカメラライフを送ろう。

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