――4月にはいよいよ日本デビュー10周年を迎えますね。

チャンミン「正直に言うと、10周年て、振り返ってみると、たくさんの時間が過ぎたけど、特別な意味を感じているワケではないんです。普通の、これまで重ねてきた年と同じ1年だなって。ただ、その数字が二桁になった。この二桁になった数字が珍しいっていうか……やっぱりうれしいです。日本は、僕たちふたりにとって海外ですが、もうひとつの“ホーム(HOME/家)”みたいな場所。10年も愛されてきた証の数字じゃないですか……本当にありがたいです」

ユンホ「今考えてもすごいことですよ。10年前は成人してなかったので、まず、この仕事を続けていることもスゴイと思うし。そして、日本だけじゃなく、アジアのいろんなたくさんの方から10年間も愛されていることってなかなかないですよね。それは、東方神起が頑張っているから成しえたことじゃなくて、みんなと過ごした10年だと思っています。ライブでいつも言うんだけど、皆さんが一緒に、この東方神起を大事に想い、一緒に頑張ってくださったから、この10年でここまでこられたんだと思います。また新しい歴史ができたんじゃないかな」

――この10年で一番思い出に残っていることはなんでしょう。

チャンミン「日産スタジアムでのライブですね。僕って、7万を越える方々に来てもらえる力をもっている人だったっけ?って、自分自身にちょっと驚いたんです。こんなに多くの人に愛されているというより、こんなに多くの人に影響を与えられる人でいることって凄いなぁって。7万人の光景を見て感じました。

――スタジアム公演で、今でも目に焼きついてる光景は?

チャンミン「盛り上がる曲で、みんなが一緒にジャンプして、ライブで繋がって、ひとつの風景をつくれるってすごいですよ。僕の友達が10人集まったって、何かでひとつになることも難しいのに! 忘れられない光景です」

ユンホ「僕は、10周年を迎える“今”ですね。本当に多くの方々にたくさん愛されてきました。小さな会場から日産スタジアムみたいなとても大きな会場へとだんだんステップアップしていって……。そのすべてが、僕にとって大事だった。20代を締めくくる意味でも、今という一瞬一瞬をとどめているところです。初めて日本に来たときから、ひとつひとつが僕には大切な瞬間です」