プレゼンテーションを行う大木和彦ディレクター

サンディスクは、2月9日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催しているカメラと写真映像の展示会「CP+2012」の会場で、SDメモリカード市場の現状と、同社の今後の戦略を発表した。

SDメモリカードの規格策定団体「SDアソシエーション」のブースで、マーケティング部の大木和彦ディレクターがプレゼンテーションを実施。「microSDカードを含むSDメモリカードの市場は拡大し、SDメモリカードの役割は大きくなり、さらに大容量化、高速化が進んでいる。当社の平均容量は、SDメモリカードは9.5GBで、microSDカードは10.7GB。microSDカードがSDメモリカードを逆転した」と解説した。

さらに高速化も進み、「高速転送ができるUHS-Iやスピードクラス10の販売枚数シェアは2割弱に達した。シャッターチャンスを逃さず、データ転送速度を短縮する高速メモリカードは、カメラの性能をフルに引き出すために重要だ」と説明した。

これからの市場について、大木ディレクターは「カメラ用のカードは、(転送の)タイムラグがゼロになるまで高速化が求められる。また『CP+』の会場で展示しているような高画素のデジタルカメラの新製品には、大容量のメモリカードが必要だ。当社は128GBのSDXC『サンディスク・エクストリーム・SDXC・UHS-Iカード』を2月下旬に発売するなど、今後も大容量の高速SDメモリカードを提案していく」と話した。

サンディスクのメモリカードは、「CP+」のキヤノン、ニコン、オリンパスなどのブースで使われており、その性能を体感することができる。