Tsukasa Tsukasa

バイオリニストTsukasaが、3月7日 (土)に品川プリンスホテル クラブeXで開催する公演に先がけてぴあのインタビューに答えた。

「Tsukasa」のチケット情報

まず、昨年8月に開催された初のホールワンマンについて振り返ってもらうと「まず第一に楽しかった」と笑顔を見せた。「凄く良い空気で、お客様に感謝しました。まさにこれを求めていたし、今後もこういうコンサートを重ねていければと思いました」。

また、同公演で印象に残っているところは「『ありがとう』という新曲を披露した時ですね。私の楽曲は歌詞がないインストですが、お客さんとコンサートの空間を一緒に作って行きたいって思っているので、いつもしていただく手拍子などに加えて、もっと別なアプローチで、お客さんに歌ってもらう曲を作ろうと思ってできたのが『ありがとう』だったんですね。お客さんに伝えたい歌詞として一番最初に出てきたのがその言葉だったんです」。ではその曲のどこが印象に残ったかと聞くと、「会場全体が温かな大合唱につつまれたことです。本番では、私が歌った後にお客さんが歌ってくれてるんですが、リハーサルまで“私は絶対歌わない!”って言ってたんです (笑)。でもスタッフの方が“新曲だし本人が歌わないと、お客さんが歌ってくれないんじゃない?”って言ってて。ただ、歌いたくないって言ってたんですが、本番ではテンションが上がって、歌ってしまいました・・・(笑)。本当なら歌のレッスンとかも受けて、披露したかったのに・・・(笑)。でも本当に予想以上に皆さんが歌ってくれて、凄く感動しました」と振り返った。

『Tsukasa's air』に収録されていない楽曲で、前回のライブで披露された、また新たな一面を持った新曲たちについて「みんな自分の中から自然と出てきたものなんですが、創作活動を積み重ねていくことで、自分の中で培ったものが刻々と出ているんではないかと思っています」とコメ ント。新作のリリースも楽しみなところだ。

3月の公演に向けては「まずは来ていただいたお客様ひとりひとりが“来て良かった”“明日への活力になった”と感動を持って帰っていただけるライブにする事。あと今回も新曲を何曲かやりたいと思っているので、新たなステージに進んで行ければなと思っています」。コンサートで新曲を初めて下ろす事に抵抗はないのかと尋ねると「確かに驚かれる事も多いです (笑)。でも私はコンサートで曲を育てていく部分が大事だと思っていて、CDとしてまとめる前にライブで重ねていきたいんです」と説明。彼女のライブに対する熱意が垣間見えた瞬間だった。

今後の展望について「最近YouTubeでコンサートの映像を公開したのもそうなんですが、会場に来たくても来れないという方にも、音楽を届けていきたいなと思っています。聴いていただく方には、バイオリンという事に対して構えず、まず聴いていただきたいですね。聴いていただければ、“ホッと落ち着く”とか、 “明日も頑張ろう”とか、きっとなにか感じていただけると思うので」と話した。3月の公演も良い空気に満ちた公演を見せてくれそうだ。チケットは発売中。