新生活やモバイル端末での活用シーンを具体的に提案する春商戦のシナリオを発表

日本マイクロソフトは、2月20日、新Officeを搭載したPCや3月に市場に投入するマルチOS搭載のモバイルキーボードやワイヤレスディスプレイアダプタの活用シーン訴求を軸にした春商戦の取り組みについて発表した。

2014年10月に販売を開始したOfficeの新たなライセンスモデル「Office Premium」について、オフィスプレインストール事業統括本部の宗像淳部長は「発売後、さまざまな反響をいただき、手応えを感じている。春商戦では、より具体的な利用シーンを目にみえる形で示すことで、広いターゲット層に訴求を図りたい」と語り、新生活のPC需要を見据えた訴求方法を提示した。

ターゲット層として想定したのは「学生」「社会人」「ファミリー」の三つ。Office Premiumの特徴であるマルチデバイスでの利用やクラウドストレージ「OneDrive」との連携を活用したシーンを具体的に示すことで、より便利で楽しいデジタルタイフを提案する。

「Office Premium」を搭載しないPCを利用するユーザーに向けては、年契約で利用できる「Office 365 Solo」を訴求。購入者に3000円キャッシュバックするキャンペーンを実施する。対象は2月20日~4月19日の間に「Office 365 Solo」を購入したユーザー。

春商戦における訴求のもう一つの軸が、モバイルデバイスの利用シーン拡大。Surface&Cハードウェア戦略本部の三野達也部長は「2014年10月にモデル刷新したSurfaceは、専用キーボードのプレゼントキャンペーンを打ち出すことで、2in1デバイスとして高い認知と評価を得ることができた」と年末商戦の取り組みを振り返った。

春商戦では「2in1デバイスとしての認知拡大」という方針はそのままに、Surface Pro 3本体の購入者に専用キーボードをプレゼントするキャンペーンと、学生を対象とした1万円キャッシュバックキャンペーンを実施する。期間はともに4月5日まで。

また、モバイルデバイス活用を促す提案として、モバイルキーボードとワイヤレスディスプレイアダプタの新製品を発表。3月6日に発売する。

Bluetoothによるワイヤレス接続で外出先でも手軽に利用できるモバイルキーボード「Universal Mobile Keyboard」は、Windows、iOS、AndroidなどマルチOSに対応。最大3台まで同時接続することができ、スイッチ一つで簡単に切り替えられる。タブレット端末やスマートフォンのスタンドになる多目的カバー付きで携帯性も高い。カラーはブラックとグレーで、価格はオープンで、税別実勢価格は7980円前後の見込み。

一方、ワイヤレスディスプレイ規格「Miracast」を採用した「Wireless Display Adapter」は、HDMIでTVや液晶ディスプレイに接続するだけで、タブレット端末やスマートフォンの画面をワイヤレスで簡単に映し出すことができるアダプタ。専用アプリやWi-Fiアクセスポイントが必要なく、環境に左右されず手軽に利用できる。対応OSはWindows 8.1およびAndroid 4.2.1以降。価格はオープンで、税別実勢価格は6980円前後の見込み。

また、2014年末に発売した「Xbox One」も春商戦を見据えて、白色のXbox OneとXbox One Wireless Controller、「Halo: The Master Chief Collection」を同梱した「Xbox One スペシャル エディション」を5000円割り引く「白いXbox One 5,000円早割キャンペーン」を実施する。期間は3月1日まで。

このほか、「Xbox One」の新作タイトルや動画、コラムなどを紹介する情報サイトを2月12日に公開。ユーザーに積極的に情報発信をすることで、つながりを深めていく狙いだ。3月には「春のゲーム祭り」と称した新しいキャンペーンや販促施策を打ち出していく。