劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』

劇団四季のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』が2月22日、東京・四季劇場[秋]で開幕した。1993年の日本初演以降、コンスタントに上演され続けているミュージカルで、今回は約3年半ぶりの東京公演となる。

劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』チケット情報

人気の秘訣は、なんといってもブロードウェイ・ミュージカルらしい華やかさに溢れた作品だという点。1930年代NY、仕事よりも踊ることが大好きな銀行の跡取り息子ボビー・チャイルドは、母親の命令で物件差し押さえのために向かった田舎町で、男勝りだけどチャーミングな女性、ポリーに恋をする。だが彼女はボビーが差し押さえにきた劇場のオーナーの娘だったため、頑なな態度。それでもめげないボビーは名プロデューサー“ザングラー”に変装し、劇場を救うためのショーを作ることに。そんな偽ザングラーに、今度はポリーが恋をしてしまって……。古き良き時代のアメリカを舞台にした、コミカルで軽快な“ボーイ・ミーツ・ガール”なストーリー、それを多彩なダンスの数々と“アメリカ音楽の魂”と呼ばれるガーシュウィンの名曲の数々が彩る、最高にハッピーなラブコメディなのだ。

久々の上演となる今回も、心浮き立つ楽しさは変わらず。何の予備知識も不要、恋の甘酸っぱさと、素敵な音楽とダンスが問答無用に夢の世界へと連れ去ってくれる。劇場では夢を観たいという人にはこれほどぴったりの作品はない。初日のボビー役は、劇団屈指のダンサー・松島勇気。「大好きなこの作品にまた出演させていただけること、たいへん嬉しく思っています。『クレイジー・フォー・ユー』は、ジョージ・ガーシュウィンの素晴らしい音楽と、スーザン・ストローマン振付による圧倒的なダンスシーンで魅せるラブ・コメディです。たくさんの方々に劇場で楽しんでいただけるよう、毎公演を大切に全力で演じさせていただきます」とコメントした。

公演は5月6日(水・休)まで。チケットは発売中。

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