Soundfort Q9

MJTSは、USB-DACを搭載し、ハイレゾに対応する真空管アンプ「Soundfort Q9」を「Soundfort」ブランドで発売した。税別直販価格は2万9800円。

A5サイズのコンパクトな本体に、出力12W×2の真空管アンプと、新開発のPCM32ビット/96kHzおよびDSD54対応のハイレゾDACを備えた真空管アンプ。熟練した日本人設計者による設計とチューニングで、低価格ながら本格的なオーディオサウンドをより身近に楽しめる。

アンプの入力部には3極真空管(6C3)を採用。出力段には音質に定評のある12W×2のパワーアンプICを使ったハイブリッド構成を採用した。スピーカー出力はバナナプラグ対応のネジ式ターミナル。電源部には高級機でも採用している音質にすぐれた「トロイダルトランス」を使用し、クラスを超えた高音質と、真空管ならではの艶やかなサウンドを実現している。

インターフェースは、ライン入力(RCA、ステレオミニ)、USB-miniB、USB-A、SDカードスロットを搭載する。PCとのUSB接続や、アナログ接続によるオーディオ機器の再生に加えて、USBメモリやSDカードに保存した音楽データも再生できる。さらに、500mW×2のドライブ能力を備えたヘッドホンアンプを搭載しているので、真空管ヘッドホンアンプとしても使用できる。

USB-DAC部は、USBコントローラーに「SA9027」、DACにはTI製の「PCM5102」を採用し、16ビット、24ビット、32ビット/44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHzのPCMおよびDSD64(2.8MHz)ネイティブ再生に対応する。また、PCからのデジタル伝送時に発生しやすいジッター(信号のゆらぎ)による影響を抑える「アシンクロナス(非同期)転送モード」を備える。