子どものオナラはくさくない!?

乳児はなんと、オナラは臭くありません。
これは、飲んだ母乳やミルクの消化管での通過時間が短いため、腸内細菌による食べ物の分解、それに伴うガスの発生を行う時間的余裕がないのです。

しかし、成長と共に、飲食した物の消化管内での滞在時間が長くなり、オナラは大人と同様、臭くなります。
 

オナラの臭いを消すことができる!?

前述の通り、腸内環境の悪化から悪玉菌が増殖し、食物を分解。それが臭いの原因となるガスを発生させることが、くさいオナラの原因です。
もし、臭いが気になるようでしたら、まずは腸内環境を整え、善玉菌を育てることが大切です。

〈善玉菌の育て方〉
・食物繊維を十分に摂取し、便通を改善
・ヨーグルトを積極的に食べて、悪玉菌の繁殖を抑制
 

オナラを我慢すると、身体が臭くなる…!?

人目を気にしておならを我慢すると、腸内にガスがたまり、おなかが張って腹痛を引き起こすだけではなく、我慢したオナラは、やがて血液の中に入ります。
そして体に吸収されて体臭や、肺から排出されれば、呼吸として放出されるので、口臭の原因にも…。

また、血液の中に入るということは、解毒のために機能する肝臓にも負担になっています。
更に、腸内にガスがたまると便秘になりやすく、腸内の悪玉菌をさらに増やして有害ガスを発生。ますます腸内環境を悪化させる、といった悪循環に陥ります。
 

寝ている間がもっともオナラが出やすい!?

オナラは、腸の蠕動運動によって生じます。この蠕動運動はじつは夜がもっとも活発になるのです。そのため、オナラが出やすいといえます。

また、日中は自分の意思で我慢できるのに対して、寝ている間は意識がないので止めることができず、知らない内にオナラをしてしまうこともあります。