『小さな世界はワンダーランド』のナレーションを務める斎藤工(C)BBC 2014

数々の傑作ドキュメンタリーを手がけてきたBBCアースと、ピクサー・アニメーション・スタジオがタッグを組んだ新たなドキュメンタリー映画『小さな世界はワンダーランド』の日本語ナレーションを俳優の斎藤工が務めることが決定した。

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本作は、神秘的な原生林に住むシマリスと砂漠に流れついたスコーピオンマウスを主人公に、幼い彼らが見た大きく、美しく、不思議で、時に危険な自然の世界を描き出す作品で、自然界の神秘を最新鋭の機材で記録してきたBBCアースと観客を魅了するドラマ作りで熱い支持を集めるピクサーがタッグを組んだ“ドラマチック・ドキュメンタリー”になるという。

映画ナレーションを初めて務める斎藤は「私はBBCがこれまで描いてきたネイチャー・ドキュメンタリー映画の大ファンで、特に多くの生物を観察し描くということだけでなく、そこに感情移入が出来るように描かれているという事が好きだったのですが、この作品は、加えて、観ていてドキュメンタリーなのか、フィクションなのか境界線が判らなくなってしまい驚きました」と言い、「2匹の小さい生き物の巣立ち、自立という事がこの短い時間の中にあって、究極のファンタジーの要素もリアリティの要素もあり、この作品を通じて本当に子供から大人まで楽しんで、この成長を劇場で疑似体験して欲しいと思います」とメッセージをおくっている。

斎藤は俳優として活躍する一方で、映画制作に積極的に関わり、より深く映画の魅力を観客に伝える活動をしてきた人物だ。彼が、まだ誰も観たことがない自然界をどのように紹介し、導いてくれるのか公開が楽しみだ。

『小さな世界はワンダーランド』
初夏 TOHOシネマズ 新宿ほか全国順次ロードショー