――えんそく新メンバーとなったSINさんからみたライブの楽しみ方は、「えんそくのライヴの方程式を解いてみよう」

えんそく・SIN(Dr) 撮影・フクシアヤミ

SIN:楽しい要素が他のバンドよりも多いと思うんです。フリだったり、ぶうさんのMCだったり、クラオカさんの動きだったり、茶番やアドリブとか。

クラオカ:俺の動き!

SIN:そういうものが全部色々散りばめられているから、えんそくのライブは楽しいんだと思うんです。

――ライブの構成も、一見茶番にしか見えないことも、ライブが終わってみると伏線だった……みたいに、計算されているところはありますよね。

SIN:セットリストの流れも考えてありますしね。それを深読みして、解いてみようとするのも面白いんじゃないかな。

――そこがえんそくの魅力だと。そして科学の先生に扮したJoeさんの「全力で取り組む、そうすれば科学では解明できない青春となる!」は?

えんそく・Joe(G) 撮影・フクシアヤミ

Joe:これはですね、学生じゃなくても、大勢で、何かひとつのことをする、成し遂げるという行為を、私は青春だと思っています。なぜそれが「青春」と呼ばれる感情に至るのか。私の科学では証明できない。

ぶう:科学では解き明かせない。

Joe:わからないのです。なぜそこに到達できるのか。えんそくはテーマとして「終わらない青春」をかかげていますよね。

えんそくのライブを全力で楽しむ……、例えば皆でひとつの振り付けをするでも、なんでもいいんですけど、それがひとつの青春になるのだと考えています。

一同:(拍手)。

――ぶうさんの服装は体育の先生だそうで。そのせいか「我々の指導を信じる!!」という、なんだか体育会系な発想ですね。

えんそく・ぶう(Vo) 撮影・フクシアヤミ

ぶう:基本的にボクはライブ中に「ああしろこうしろ」って言うタイプです。

聞いている方は、ボクが自分のために言っていると感じると思うんですけど、ボクは皆が楽しくないとイヤなんですよ。ボクが楽しくないと嫌なのは勿論だけど、来てくれている皆が楽しくないのもイヤなんです。

――全員が全員「楽しい」と思うのは中々難しいと思います。

ぶう:人が集まる場所では色々な考えの人がいると思うけど、一旦ボクらに委ねてくれないかと。ボクが何かを言う時は、「これやったら楽しいよ!」と思って言ってるので、「それは違うな」と思っても、それは一旦置いといてほしい。

ボクらが提示している「こうしたら楽しいよ」に一旦信じて、乗っかってほしい。そうやって踏み出す一歩で楽しくなると思うんですよ。「言われたとおりにやれ」っていうと、イヤな人もいるかもしれないけど。

――まあ、それこそライブハウスは学校じゃないですし。集団行動を強制される場所でもない。

ぶう:でも、人って「自由に楽しんでいいですよ」って言われた時に、本当に楽しめる人って実はごく少数な気がするんです。「”好き勝手”って本当にできる? それって本当に楽しい?」って思っちゃう。

だから、一回信じてやってみてほしいんです。そこで味わったことのない楽しさを発見してもらえたら。そのためにライブをやっているところもあります。ステージから「あいつ”扉”開いたな!」っていう人を見るのはこっちも嬉しいから、相乗効果でどんどん楽しくなっちゃうんですよ。

クラオカ:わかります!(大きく頷く)