(写真左より) 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、富樫勇樹(千葉ジェッツ) (写真左より) 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、富樫勇樹(千葉ジェッツ)

開幕戦はただの60分の1ではない。特別な意味を持つ。B1リーグ16チームが10月6日(土)に第1節に臨むのに対し、2日も早い開幕戦となればなおさらだ。千葉ジェッツ・富樫勇樹と川崎ブレイブサンダース・篠山竜青、日本を代表するふたりのPGは先出し開幕戦の重責を十分に理解していた。

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「2年前のBリーグ開幕戦、アルバルク東京×琉球ゴールデンキングスを見て、そこへの憧れも持っていた。今回は先出し開幕戦としてやらせてもらえる。ただの開幕戦ではなく、Bリーグ3年目の盛り上がりを占う試合だという責任感を持っている。もしかしてコーチ陣は2試合を念頭に置き、手の内をある程度見せたくないと考えるかもしれないが、コートに立つ僕らは今持っている力を全部出して、“Bリーグ3年目楽しみだな”と思ってもらえるような試合がしたい」(篠山)

「開幕戦はレギュラーシーズンの中でもいつも特別で、緊張感を持って臨めている。その中でも2日早く試合をするということと、ホームでできるということはすごくうれしく思う。“それは今までの結果やファンの熱量も含めたところを評価され、このスケジュールを組んでもらえたのかな”と思っているので、その期待に応えられるようなプレーをしたい」(富樫)

目指すのは、もちろん優勝である。川崎は初年度にレギュラーシーズン最高勝率を誇りながらも、『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2016-17 FINAL』で栃木ブレックスに屈し、準優勝に甘んじた。千葉は『天皇杯』2連覇を果たすとともに、群雄割拠の東地区を制覇したものの、『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18 FINAL』でアルバルク東京に完敗を喫した。両チームともに頂点に目の前まで近づきながら、栄冠を逃している。あの時の悔しさを忘れてはいない。

モチベーションだけではない。川崎がバーノン・マクリンとシェーン・エドワーズというNBA経験を誇る新助っ人と契約すれば、千葉はインサイドプレイヤーのジョシュ・ダンカンやミスター秋田・田口成浩らを補強。さらなる戦力アップに余念がない。

勝敗の鍵を握るのは初代得点王ニック・ファジーカス(川崎)のコンディションか。昨季終盤に帰化し、今季は開幕から外国籍選手の枠を気にせずフル稼働できるが、このオフに左足関節遊離体摘出手術を敢行。10月1日のチーム行事で本人は「まだ完全ではないが、80%くらい回復した」と開幕戦を睨む。

『B.LEAGUE 2018-19』開幕戦・千葉×川崎は10月4日(木)・6日(土)・船橋アリーナにてティップオフ。XFLAG DAY特別企画として両日とも先着5500人にオリジナルTシャツを、来場者全員に特製ステッカーをプレゼント。4日(木)にはスペシャルゲストによるハーフタイムショーも実施。チケットは残りわずか。B1リーグの3年目の華々しい船出を見逃すな。