スマートフォンAQUOSシリーズ初の有機EL搭載「AQUOS zero」

シャープのスマートフォン「AQUOS sense」が進化する。10月3日、シャープは約5.5インチIGZO液晶ディスプレイとAIが最適な撮影モードを自動で選択するカメラを搭載した「AQUOS sense2」を、2018年冬モデルとして発売すると発表した。

AQUOS senseは、シリーズ累計出荷台数が200万台を超えており、同社のスマホで最もヒットした製品。「sense2」で大きく進化したのは、ディスプレイとカメラ、使い勝手だ。

発表会に登壇した通信事業本部パーソナル通信事業部 商品企画部の清水寛幸係長は、「スタンダードゾーン(市場)は拡大し続けるはず」とし、「100万人以上に上るsenseユーザーの声を分析して、『必要十分な性能を賢く選びたい』『スマホ選びで失敗したくない』という2つのニーズがあるとわかった。この声に応えるため、必要十分の進化と使いやすさを追求した」と述べた。

スタンダードの枠を超えたディスプレイ

画面の縦横比が18:9で、画質がフルHD+(2160×1080画素)、アプリケーションの表示領域が従来機比約23%拡大、最大輝度が47%向上した。「リッチカラーテクノロジーモバイル」と組み合わせて、ハイエンドモデル並みのキレイな画面表示を実現した。

また、CPUに「Qualcomm Snapdragon 450」を採用。独自チューニングによって、CPU性能を約20%、GPU性能を約30%向上させつつ、消費電力が約21%削減した。

普段使いに最適なカメラ

メインカメラには、画素サイズを約25%大型化したイメージセンサーと、F値2.0の明るいレンズを採用。薄暗い場所でもノイズを抑えられ、質感や色味としてさらにリアルな画像が撮影できる。さらに、スタンダードシリーズでは初めて「AIオート」機能を搭載。被写体やシーンに合わせて、AIが最適な撮影モードを自動で選択する。

より使いやすく

ボディには、剛性の高いアルミ素材を採用した。IPX5/IPX8の防水性能やおサイフケータイなど充実の基本機能に加え、文字やアイコンを大きく表示する「かんたんモード」を備える。Wi-Fi接続は、2.4GHzに加え5GHzにも対応する。

従来機種と同様に、発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップやセキュリティの更新をサポートする。