丘山晴己

僕はジムに一切行かないんですよ。

――そうなんですか!?

仕事の中で、女性を持ち上げたりするリフトが得意なんですが、外国の方は日本人の女性より筋肉量も多くて骨も太い。同じ背丈や体型だとしても、1.5倍くらい大きいんです。なので、リフトをしていたら勝手に筋肉がついていて、鏡を見て驚きました(笑)。もちろん合間とかで腹筋などもするのですが、ジムには行きません。

あと肉体を作るには機械に頼らず、アナログが一番続くし、気持ち悪い筋肉がつかないと思います。日々、女性を持ち上げるとか(冗談)。

――ダンスする場合、筋肉がつきすぎてしまうと、踊りにくかったりしないのですか?

それはその通りで(汗) 以前、とにかくプロテインをガンガン飲んで鍛えていたら、脇を閉められないくらい筋肉がパンパンについて、キレイに踊れなくなってしまって。今は反省して、シルエットにも注意して引き締めています。

でも、ブロードウェイはもちろん、アメリカの興行的な仕事になってくると、どちらかというと、“筋肉質じゃないと”男性は雇ってもらえないんです。アメリカでのTVの仕事であったり、バックダンサーや舞台であっても、すべて大きくなければいけません。

僕のアメリカでの売りの言葉は、“アジア人だけれど、背が高くて雰囲気を壊さない”というところ。

例えば、フランスが主体の舞台の中に入ったとしても、アジア人でもその雰囲気を壊さない。筋肉をつけることで、アジア人から少し無国籍な感じをだせるようにしています。アジア人でもアメリカ人でもない、ユニークな感じが今アメリカでは流行っていて、重宝されますね。体も筋肉を付けて大きめのほうが、仕事が入るというのがアメリカの現状です。

でももうちょっとしたら、日本でも草食系がなくなって、筋肉質で大きな体型の人が増えてくるのではないかな、と考えていて。やっぱりメンズはそこを目指したほうがいいんじゃないかと思うんです。

――日本では”細マッチョ”的なところが重宝されるイメージですよね。