丘山晴己

僕がアメリカに今の状態で帰ると、「食べたほうが良くない?もっと食べなよ」と言われるレベルです。なので、全体的に日本と違うんですね。そこが僕自身面白くて楽しいし、ワクワクできるところです。

『The Illusionists』のオーディションでも、上半身を脱いで見せてくれ、というのもありました。でも、一番の決め手は髪の毛だったんです。髪の毛をトサカみたいに立たせて行ったら、そこで気に入ってもらえて。

――アメリカでチェレンジする魅力はなんですか?

一言も喋らない状態で、「じゃあアナタとアナタとアナタ残って」って選ばれて、そこからオーディションが始まるんです。

履歴書も見ず、アピールすらさせてもらえず落とされてしまうこともありますが、でもそこがニューヨークの一番魅力的なところだと感じます。

“作品のプロデューサーなりディレクターが、本当に欲しいものを選ぶ”っていう。政治が一切絡んでいないという状態で、みんな同じ土俵なんです。そこはやっぱりやりがいがあるし、昨日まで誰でもなかったのに、次の日からスターになれるっていうのがニューヨークなんです。

なぜなら、有名な人が出ていなくても、ショー自体が面白ければ、絶対観客が入るから。

――その考え方、素晴らしいですよね!