月9ドラマ『デート』と、哲学者サルトルとボーヴォワールの“契約結婚”から学ぶ2つのこと

月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』で依子と巧の“契約結婚”のきっかけにもなった、哲学者サルトルとボーヴォワールの前衛的(!?)とも言える結婚観から学ぶ、結婚に大切な事とは。

「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」2011年公開©PAMPA PRODUCTION-FUGITIVE PRODUCTIONS-MMVI

現在放送されているフジテレビの月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』(2015年1月19日~現在放送中)は、月9ドラマとしては、久々の大ヒットとして話題を呼んでいます。

このドラマは、親を喜ばせるために結婚を決意した、恋愛経験の乏しい男女が“契約結婚”をすることに決めて、不器用ながら結婚に向かってデートを重ねていくドタバタ劇です。

このドラマの主人公である巧と依子の“契約結婚”は、哲学者として有名なサルトルとボーヴォワールの“結婚は契約だ”という言葉から始まったことになっています。

そこで、今回は、このサルトルとボーヴォワールの結婚観から、“幸せな結婚に必要なものは何か?”について考えてみましょう。
 

「自由恋愛を共有する」!? サルトルとボーヴォワールの“結婚”とは

サルトルとボーヴォワールの結婚生活は、伝記的小説“Les Amants du Flore”(フロールの恋人たち)に描かれています。この小説をモチーフにした『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』という映画が4年前の冬に日本でも公開されました。
まずは、映画のあらすじから、サルトルとボーヴォワールの一風変わった結婚観についてご紹介していきましょう。


1929年、サルトルとボーヴォワールは、フランスのソルボンヌ大学で出会い、卒業後に、自由恋愛の体験をお互いに共有することを契約した、事実婚を始めます。

彼らの事実婚(以下“契約結婚”という)は、現在フランスで結婚の常識とされている事実婚とは少し異なります。
彼らは、結婚してもなお、お互いに精神を自由とするために、お互いの自由恋愛を認め合い、信頼関係を保つために、嘘偽りなく全てを共有し合う理想的な関係でいることを契約した「契約結婚」だったのです。

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