4K撮影に対応したホビー向けクアッドコプター「Inspire 1」

会場で大規模なブースを設置し、ひときわ人気を博していたのが、小型無人航空機システム(UAS)を開発・製造するDJIだ。商業向けからホビー向けまで幅広い空撮用ドローン(無人航空機)を展示し、ブース内では実際に空撮用ドローンのデモ飛行を実施していた。

空撮システムでお馴染みのDJIは、先日米国で開催された「2015 International CES」で発表したばかりの4Kカメラ内蔵クアッドコプター「Inspire 1」や3軸フルHDカメラ搭載「PHANTOM 2 Vision+」などを多数展示しており、多くの人で賑わっていた。

2ローター式のヘリに比べ、4ローター式のクアッドコプターは操作が容易ですぐに使えるのが魅力。Youtubeなどでは、近年こうした空撮用ドローンを使用したアマチュアの動画が多数アップロードされるようになり、動画の新しいジャンルとして急速に市民権を得つつある。

これらのドローンはラジコンの無線コントローラ「プロポ」による操縦に加え、カメラをはじめとしたさまざまな機能のコントロールをスマートフォンのアプリで行なうことができる。GPSを使用した現在位置表示やリアルモニタリング、飛行範囲の設定など、かなり細かな操作や設定を行なうことができ、高度な撮影にも対応する。

ブース内では実際にこれらの空撮用ドローンがフライトを行ない安定した飛行を見せていた。予算や用途に応じて幅広い機種が展示されており、もはや空撮が高嶺の花ではなくなりつつあること感じさせてくれる。