田中大貴(アルバルク東京) 田中大貴(アルバルク東京)

B1リーグ連覇へ向けて、視界良好だ。そう思えるほど、アルバルク東京が順調なシーズンオフを送った。

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9月27日~10月2日にアジアナンバーワンクラブを決する『FIBA Asia Champions Cup 2018』に参戦。A東京はアル・リヤディ(レバノン)、メラルコ・ボルツ(フィリピン)、モノ・ヴァンパイア・バスケットボールクラブ(タイ)を相手に3連勝を飾り、グループフェーズを突破。準決勝でソウルSKナイツ(韓国)を第1Q・8失点に抑え、主導権を握ると、そのまま78-54と完勝。決勝ではペトロチミ・バンダル・イマームBC(イラン)との一進一退の攻防の末、64-68で屈し、準優勝となった。大会MVPには田中大貴が選ばれ、ベスト5には田中とともにアレックス・カークが名を連ねたのだった。

ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「今日はハードに戦い、最後の最後あと一歩のところで及ばなかった」と悔しさを滲ませながらも、「今後のチームのために今日の試合は大きな一歩になった」と確かな手応えを掴んでいた。

9月9日には『B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO』連覇を達成。準決勝でサンロッカーズ渋谷を78-33で一蹴すると、決勝ではホームの大歓声を味方にする栃木ブレックスと開幕1か月前とは思えぬ熱戦を繰り広げた。第1Qはカークが早々にふたケタ得点に乗せる活躍で21-14とリード。2Qになると栃木のライアン・ロシターがふたケタ得点を叩き出すとともに、ハードなディフェンスが機能し、33-36と逆転を許す。3Qはロシターが順調に得点を伸ばせば、A東京はファウルを誘いフリースローを確実に沈め52-53と1点差に迫った。勝負の4Qは栃木が仕掛け、A東京が食らいつく展開が続き残り33秒、小島元基が3ポイントシュートをズバリ、ついに71-70と逆転。フリースローの1点を追加したA東京が劇的な逆転勝利を奪った。A東京は完全アウェイの中、馬場雄大、竹内譲次、田中の3人を日本代表で欠き、8人がフル稼働するという三重苦の中、『EARLY CUP KANTO』連覇を果たしたのだ。

A東京、強し。気になるのは『FIBA Asia Champions Cup 2018』で5試合戦い、さらに中3日で『B.LEAGUE 2018-19』開幕戦を迎える過密日程か。また『EARLY CUP』で4Qともひとケタ得点と封じられたSR渋谷も無策ではないだろう。そもそもA東京戦はベンドラメ礼生、ライアン・ケリー、ファイ サンバを欠いていた。

『B.LEAGUE 2018-19』開幕戦・A東京×SR渋谷は10月6日(土)・7日(日)・アリーナ立川立飛にてティップオフ。6日(土)は来場者全員に「東京喰種トーキョーグール:re×アルバルク東京」オリジナルトレカをプレゼント、7日(日)にはmagical2 のハーフタイムパフォーマンスを実施。また6日(土)に2017-18シーズンチャンピオンリング贈呈式も開催される。チケット発売中。