子どもが大きくなったとき

子どもが小学生になって「うちの子はいくら言ってもちっとも勉強しない」と嘆いているママ。その原因は子どもが“なぜなぜ攻撃”で質問してきたとき、丁寧に答えてやっていなかったことが原因かもしれません。

病院の待合室での光景3

A君が持っていた待合室の絵本をB君が取ろうとしました。A君は取られそうになって泣きます。B君は欲しくて泣きます。

A君ママは「意地悪しないで貸してあげなさい」と貸すことを強要しました。
B君ママは「お友達が持っている絵本を欲しがってはダメよ、意地悪をしてはだめ!ごめんねは?」と謝罪を強要しました。

これで親同士は良好な人間関係が保てるかもしれません。でも、子どもの気持ちは…

A君…「自分の気持ちより他人の気持ちを最優先しなくてはならない」と思うようになる。
B君…「自己主張してはならない」と思う。

こんな時は…

A君ママは「絵本まだ読んでるのね。貸したくないのね」。
B君ママは「絵本読みたいのね」

このように言葉をかけ、双方とも子どもの感情を受け入れてあげましょう。

そして、その後A君ママは「あと、一回読んだら貸してあげよう」。B君ママは「もう少し待っていよう」と交渉術をアドバイスすればよいのです。

©あべゆみこ

子どもが大きくなったとき

なかなか自分の意見を言えない子どもは小さい頃、喧嘩したときに親がしゃしゃりでてきて“自分の気持ちより他人の気持ちを優先して、自分が我慢するように”躾けられたのかもしれません。

子どもが大きくなったとき「うちの子はもっとこれこれこういう風になってほしかった」と願うことがあります。でも、そうなってしまった原因は幼い頃のちょっとした対応によるものかもしれませんね。

子育てをしていると、つい目先のことを何とか収めようとしてしまいますが、長い目で見るともっと良い方法が見つかるかもしれません。参考にしてくださいね。

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