時間に余裕があれば、3日漬け込むと熟成した風味になりますが、大体2日くらいで十分だと思います。

市販の辛子明太子とちがって、着色料を使ったり、できあがったあとに唐辛子の粉をまぶしていないので、真っ赤な色にはなりません。ですが、召し上がっていただくと、ぴりりとした辛さの中に、こくのある風味が感じられて、ただのたらこではなくなってるのがおわかりいただけると思います。

できあがった辛子明太子は、ひとつずつラップにくるんで密閉して冷凍すると、だいたい3ヶ月くらい食べられます。(解凍する時は、冷蔵室に戻して自然解凍してくださいね)

 

そのままご飯にのせていただくのもおいしいですけど、ポテトサラダにまぜこんだり、パスタに和えたり、ピザにのせたり料理にも色々応用できます。お弁当のおかずにも使えますね。

お好みで、ゆずの皮などを入れたりすると、また違った風味が楽しめます。たらこが安価に売られていたら購入して、手作り辛子明太子にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、残った調味液ですが、白菜や大根などの野菜と少量の塩から、すり下ろしニンニクと生姜を加えてえて混ぜ込むと、キムチ風の即席漬け物になります。

キャベツと豚肉を炒めて、調味液とごま油を少し加えると韓国風の炒め物に。
辛子明太子も調味液も使い道が多いですから、色々と使い回しを考えると、食事の用意が楽になりますよ。ぜひお試しくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログhttp://nomichan2001.cocolog-nifty.com/epsiloncafe/