田中大貴(アルバルク東京) 田中大貴(アルバルク東京)

アルバルク東京×栃木ブレックス。Bリーグ初代王者と第2代チャンピオンの激突である。4戦4勝とスタートダッシュに成功したクラブ同士の対戦でもある。

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A東京は『2018-19 B1リーグ戦』開幕戦でサンロッカーズ渋谷と対峙。6日間で5試合戦った『FIBA Asia Champions Cup 2018』から中3日のハードスケジュールと新外国籍選手ライアン・ケリーの高さに苦戦したものの、我慢強いディフェンスと27得点を叩き出したアレックス・カークの爆発があり、73-71で勝利。GAME2は負傷欠場した田中大貴に代わり馬場雄大がスターティングファイブに入った。しかしその馬場は、第3クォーター残り7分12秒に4つ目のファウルをおかし交代……。それでも、第4Q序盤から再びコートへ戻ると、76-70で迎えた試合終了残り3分25秒、勝利を決める3ポイントを沈めた。結局87-79で東京ダービー連勝を飾ったのだった。

第2節にはエース比江島慎の穴を埋められず連敗スタートとなったシーホース三河のホームに乗り込んだ。初戦は激しいプレッシャーを両軍が仕掛けるディフェンシブなゲームとなる展開で、A東京が第3Qの勝負どころで怒とうの連続得点を決め77-69で先勝。翌日は両クラブがさらにディフェンスの強度を高める中、A東京が守り勝ち貫禄の65-55。選手たちに常に高いハードルを求めるルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチも「アウェーで2連勝することは本当に厳しいこと。選手たちが本当に2日間よく戦ってくれた」と労った。

一方の栃木も開幕戦でB1昇格を果たしたライジングゼファー福岡を79-67、82-73と一蹴。第2節には大型補強を敢行して中地区屈指の攻撃力を誇る富山グラウジーズをホームで迎え撃った。第1戦でライアン・ロシターとジェフ・ギブス、鵤誠司ら5人がふたケタ得点をマークし104-84で圧勝すると、第2戦はロシターが34得点10リバウンド、田臥勇太が15得点9アシストの活躍を見せ85-80。栃木が富山のお株を奪う攻撃力を見せつけたのだった。幸先のいいスタートにもベテランPG・田臥は「4試合しかやってないので、全然意識はしていない。連勝にこだわらず、一歩一歩、チームとして形を作っていきたい」と長いシーズンを見据える。

シーズン前の『B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO』決勝でも対戦した両雄。1か月前の対戦では田中、竹内譲次、馬場の代表3名を欠いたA東京が72-70で勝利。思えば昨季も6戦6勝とA東京が相性のよさを発揮している。果たして、今季の対決は?

『2018-19 B1リーグ戦』第5節・A東京×栃木は10月17日(水)・アリーナ立川立飛にてティップオフ。チケット発売中。