兜を見せていただきましたが、かなりべっこり凹んでいました。これでも内側から叩いて戻したとのこと。ダメージは受けないとはいえ、かなり衝撃があるのではないでしょうか。

武器の方は、実際の大会では金属製のものを使用。片手剣、両手剣、太刀、斧などがあります。操虫棍はありませんでした(モンハン脳)。

普段の練習は安全性の面を考えて木刀で行っています。それだけ金属製の武器は危険度が高いということですね。

ということで、実際の練習風景を動画でご覧ください。
 

もちろん、はじめてアーマードバトルを見るわけですが、思った以上にハードヒッティング。また、金属製の武器と鎧がぶつかったときの金属音が、迫力満点です。

 

 

しかし、体力の消耗はかなり激しそうで、数十秒戦っただけで息が上がっているのがわかります。選手の方にお聞きしたところ「鎧の重さに慣れるまで3ヶ月くらいかかる」とのこと。30kgというと、小学生高学年を常におんぶしている状態なわけですから、動きまわるのは相当な体力が必要ですね。
 

アーマードバトルの見どころは?

練習風景を見学しながら、ジャパン・アーマードバトル・リーグの最高総務責任者である笠井洋子さんにお話をお伺いしました。

――実際の選手はどんな方たちなのですか?

格闘技経験者もいますし、まったくの未経験者もいます。プロの選手はいません。もともと、西洋剣術に興味があったという方や、ファンタジーや歴史が好き、また鎧に惹かれて始めた人が多いですね。最近は、このスポーツ自体に興味をもって来る人もいます。みなさん、ゲームが好きなようですよ。

――ゲームの世界をもう少しリアルに体験したいという感じなのでしょうか。「STTEEL!」の見どころはどういったところでしょうか。

映画やゲーム、アニメ、マンガなどの世界でしか見たことがないような鎧を着て戦うという、非日常的なおもしろさ。30kgもの鎧と鎧のぶつかりあうスピードと迫力感。パンチ、キック、投げありの、剣術と格闘技が融合した新感覚のスポーツを見て欲しいです。

格闘技が好きな人はもちろん、西洋の鎧好き、ファンタジーの世界が好きな人でも楽しめる要素があると思います。