エイサーのChromebook最新モデルで実証、「第3のOS」を搭載する新スタイルPCを使うメリットは?

2015.3.13 11:30配信
この春、エイサーが発売したChromebook CB3-111-H14M/CB5-311-H14N

2014年末に日本で販売を開始した「Chromebook」。Googleが開発した「Chrome OS」を搭載する新しいスタイルのノートPCは、手軽にすばやく使えて、さまざまなクラウドサービスをいつでも最新の状態で利用できる実用的なデバイスとして、市場でもだんだんと認知を広がってきている。しかし、まだ従来のノートPCからシフトするのを躊躇する人は多いだろう。そこでおすすめしたいのが、米国市場でNo.1シェアを誇るエイサーのChromebookだ。この春、ユーザーの使い方に合わせて選択できる11型と13型の新モデル2機種をリリース。その実力と活用シーンを実際に触って確かめてみよう。

●すべての操作はブラウザ上で完結 別のデバイスと環境を共有できる

そもそも、ChromebookはWindowsやMacなどに向けて開発しているウェブブラウザ「Chrome」を、OSとして拡張したものだ。ウェブサイトを閲覧するだけでなく、すべてのサービスやアプリをChromeのブラウザ上で操作する仕様になっており、「Chromeウェブストア」からダウンロードする。Windows PCを使っているときに、GmailやGoogleカレンダーをブラウザ上で利用していると考えるとわかりやすい。

従来と大きく異なるのは、文書ファイルや画像データを開く操作も、ブラウザ上で完結するということ。クラウドサーバー上で展開するので、データを本体のストレージにダウンロードする必要がないのだ。もちろん、Chromebookはオフラインでも利用できるが、作成したユーザーデータはすべてクラウドに保存するので、インターネットに接続した状態で使用するのがベターだろう。

Google PlayやGmailなどで利用するGoogleアカウントで、すべてのデータと利用サービスを管理することも注目すべきポイントだ。例えば、自宅でWindows PCを使用している場合も、ChromeやGoogleアカウントを利用するサービスであれば、Chromebookで同じ環境を引き継げる。GmailやGoogleカレンダーはもちろん、Googleドライブに保存したデータにも最新の状態でアクセスできるのだ。複数人で1台のChromebookを共有する場合も、Googleアカウントを使い分けてログインすれば、プライバシーを守ることができる。

●ユーザーのニーズを満たす、ポイントを押さえたスペックとサイズ

すでに米国では、Chromebookは普及段階に入っており、主に教育市場を中心に爆発的に売れている。Chromebookは既存のノートPCと比較すると価格が安く、さらに豊富なアプリケーションを無料で利用できるなどのメリットが受け入れられているようだ。そして、成熟した本場の市場でNo.1のシェアを獲得しているのが、エイサーのChromebookだ。(2014年Q2におけるGartner調べ)。

Chromebookの基本的な仕組みはすべて共通で、ベースがブラウザ上にあるという点に大きな差はない。そんななかで、エイサーが支持を集めているのは、ユーザーの使い勝手向上につながる機能や最適なサイズラインアップを揃えているからだ。最新のChromebook 2機種は、携帯性にすぐれた11型モデルと、映像処理性能を高めた13型モデル。使い方や利用シーンに合わせて選択することができる。

両モデルとも、4GBのメモリを搭載し、複数のアプリを同時に起動しても、動作が快適。Chromebookの要ともいえるインターネット環境につなぐ無線規格が最新の「IEEE802.11ac」に対応することも大きなメリットだ。スタイリッシュなホワイトボディの上質なデザインは、カフェや図書館などの外出先で利用するとき、ちょっと自慢できそうだ。

●常に持ち歩きたくなる携帯性とバッテリ性能を両立した11型モデル

Chromebookをいつでも持ち歩いて、場所を問わずに使いたいと考えるなら、11.6型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)の「Chromebook CB3-111-H14M」をおすすめしたい。約1.1kgの軽量ボディは、軽やかな印象のホワイトカラーのボディのために、もっと軽く感じた。バッテリ駆動時間は約8.5時間なので、ACアダプタを持ち歩くことなく、一日中持ち歩くことができそうだ。

厚さも約18.65mmとスリムなので、カバンへの収納性が非常に高い。起動の速さが売りのChromebookなら、空き時間にカバンから出してすぐに作業がスタートできる。公衆無線LANやモバイルルータを利用すれば、自宅やオフィスと同じ作業環境で、アプリやサービスを利用できる。

実際に「Chromebook CB3-111-H14M」を数日間持ち歩いて、屋外で使ってみたが、まったく不便なく利用できた。これまで外出先では、スマートフォンのブラウザでちまちまと情報収集することが多かったが、起動の速いChromebookならその代わりが務まる。もちろん、情報の閲覧性や操作性は、Chromebookが断然上だ。空き時間にオフィスアプリで簡単なレポートを作成しておき、自宅に戻った後で、ゆっくりと完成させる、という使い方もできた。

●家族での共用や動画視聴を楽しみたいなら13型モデルがおすすめ

3月に発売されたばかりなのが、13.3型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)の「Chromebook CB5-311-H14N」だ。

「CB5-311-H14M」より画面サイズが一回り大きなこのモデルの最大の売りは、プロセッサにNVIDIA社の「Tegra K1」を採用していることだ。高いグラフィック性能を誇り、高画質の映像もサクサクと表示することができる。実際にインターネット上で公開していたフルHD動画を視聴してみたが、もたつくことなくストレスフリーで視聴することができた。また、最新の「IEEE802.11ac」規格に対応するので、クラウド上に保存した写真や動画を管理するのも快適。Googleドライブからすばやくデータにアクセスできた。

約13時間の長時間バッテリなので、ACアダプタに縛られず、自由な場所で利用できるのもうれしい。もちろん、モバイル端末として持ち歩くのもいいが、リビングに常設して家族みんなで共有するという使い方もおすすめだ。Chromebookなら、ユーザーデータはGoogleアカウントに紐付いているので、家族に自分のプライベートの情報を勝手に見られるという心配はない。

●ライフスタイルにあった使い方ができるChromebook

Googleアカウントによる使い分けやブラウザでのアプリの利用、データの保存先はクラウドといった仕組みは、Googleだからできることだ。使える機能はこれまでのノートPCとそれほど変わらず、ウェブサイトの閲覧やメールの送受信、SNSの活用、オフィスアプリでの文書や資料の作成などはまったく問題なくこなせる。

さらにおもしろいのが、Chromebookの画面を大画面テレビに映し出す、キャスト機能が利用できることだ。これはテレビ側に「ChromeCast」という受信用機器を接続することで利用できる。画面をキャストすることで、自分だけで楽しんでいた映像をすばやく大画面テレビに映し出して、家族や友人と共有するという使い方ができる。「ChromeCast」はゲストログインができるため、ビジネスシーンで、プレゼンテーションに活用することもできる。この機能はエイサーの11型と13型どちらのモデルにも対応する。

このようにChromebookは、アプリや別の端末、周辺機器と連携することで、ニーズを満たす使い方を模索できるのも大きな楽しみだ。利用者や場所、利用頻度の高い作業などを考慮して、自分流の活用術を見つけよう。(デジタル家電ライター/コヤマタカヒロ)

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