スロープスタイル「LENOVO PRESENTS SLOPESTYLE SUPPORTED BY SUPER SPORTS XEBIO」で入賞した選手たち(左から、女子優勝者の岩渕麗楽選手、冠協賛社でプレゼンターを務めたレノボ・ジャパンの松本達彦部長、上国のゆるキャラ「ポーくん」、男子3位の飛田流輝選手、男子優勝の脇田朋碁選手、男子準優勝のショーン・ライアン選手、女子準優勝の星野文香選手)

レノボ・ジャパンがスポンサードをした国内最大のスノーボードコンテスト「LENOVO PRESENTS SLOPESTYLE SUPPORTED BY SUPER SPORTS XEBIO」が、2月28日と3月1日の2日間、新潟県魚沼市の上越国際スキー場(上国)で開かれた。国内外のトップスノーボーダーと地区大会を勝ち抜いた選手が出場し、技を競い合った。世界最高峰の大会で活躍する角野友基選手が出場する大会としても注目を集め、時折雨が降る天候の中、多くのスノーボーダーが世界レベルの滑りを堪能した。

●「Lenovo」で埋め尽くされた上越スキー場

上国は、リフト支柱や背面、審査員と選手のレジストレーションブース、ゼッケン番号など、スキー場全体が「Lenovo」のロゴマークで一色に染まった。選手が滑る会場横には「Lenovoブーステント」を設置。5人のコンパニオンの説明を聞きながら同社製タブレット端末「YOGA Tablet 2」の実機を試せる「タッチ&トライ」コーナーも設けられた。大会の様子は、「ニコ生」で生放送。SNSも駆使して、実際に大会を観戦した若者のつぶやきを集めた。

今回の競技種目は「スロープスタイル」。大小のジャンプ台や鉄製のハンドレールなど、複数のアトラクションを配置したコースを、ジャンプやスライドで滑り、技の組み立てや難易度を競う。ソチ五輪では日本人男子選手が活躍し、日本中で話題になった競技だ。

●スロープスタイルの大会では、10歳代の若手選手が大活躍

大会は男子と女子に分かれ、予選会を勝ち上がった選手によるトーナメント戦で争われた。男子で優勝したのは脇田朋碁選手。決勝で僅差敗れたショーン・ライアン選手が準優勝。準決勝の得点で上位だった飛田流輝選手が3位に入賞した。女子は、弱冠13歳で小柄な岩渕麗楽選手が決勝で大技を連続で決め優勝した。準優勝は星野文香選手。招聘選手だった角野選手は、惜しくも敗れたものの、最高難度の技を決めた選手に送られる「Lenovo賞」を受賞した。

表彰式でプレゼンターを務めたレノボ・ジャパンの松本達彦・コンシューマ事業本部マーケティング部長に、今大会の冠スポンサーになった理由や大会の感想、「YOGA Tablet 2」のプロモーション戦略などを聞いた。

●「YOGA Tablet」のプロモーションで若者にリーチ

同社では、この大会を「熱く盛り上げる」ため、スペシャルサイト「Lenovo×SLOPESTYLE」を開設。ワンランク上のライディングが学べるHow to movieや出場選手のライディングが楽しめる動画を限定公開した。松本部長は、「昨年から若者向けのイベントに協賛しているが、今回のスノボイベントもその一環だ。協賛すると同時に大会を盛り上げるため、ウェブサイトを開設し集客の手伝いもした」と、ミュージック、ダンス、スポーツなど、若者が集まるイベントに積極的に参画しているという。

同社製のタブレット端末「YOGA Tablet 2」は、ホールド、スタンド、チルト、ハングの4つのモードで利用できるのが特徴。ホールドモードは、手にフィットするグリップ感があり、長時間使っても疲れない。また、グリップ部分に親指の付け根を軽く添えて回すスタンドができているほか、机の上に角度を付けて置き、メールなどの書き込みもできるスタンドモードとチルトモードを搭載。新機能としては、壁に掛けてタブレット使用できるハングモードを設け、利用シーンに応じた使い分けができる。

●若者保有率を半数にする

松本部長は「外に出かけて使う時、特に20歳代の若者が使うシーンを想定した機能を搭載している」と、「YOGA Tablet 2」が若者向けを意識したタブレット端末だと強調する。そのため、同社では「自ら若者の集まる場所に出向き、タブレット端末をプロモーションしている」と、ミュージック、ダンス、スポーツなど、若者が興味を抱くイベントに協賛し、製品をアピールしている。昨年秋のハロウィンの際には、渋谷のイベントに参加し、「若者の心をつかめた」と自信を深めている。

現在、「YOGA Tablet 2」をはじめとするタブレット端末の販売台数に占める20歳代の若者の比率は1割程度。松本部長は「2~3年後には、半数を若者で占めたい」と意欲を見せる。こうしたイベントに参加し、参加する若者が「YOGA Tablet 2」などでニコ生を視聴したり、SNSで「Lenovo」のロゴをシェアすることで、徐々にブランドが浸透していくことが期待されている。(BCN・谷畑良胤)