福士蒼汰と有村架純

咲坂伊緒の同名コミックを映画化した『ストロボ・エッジ』が3月14日に全国295スクリーンで封切られた。同日13時の集計で、昨年12月に公開された同じ咲坂原作の『アオハライド』(295スクリーン・興収18.6億円)と比較し159%の好スタート。配給の東宝は「興収20億円突破は確実で、30億円も目指せる」とヒットに期待を寄せている。

ハート型ケーキを作る福士蒼汰ら男性陣の写真

同日、リニューアルしたばかりの東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台あいさつが行われ、ダブル主演を務める福士蒼汰と有村架純、共演する山田裕貴、佐藤ありさ、入江甚儀、黒島結菜、メガホンをとった廣木隆一監督が出席した。

ホワイトデーにあたるこの日、福士ら男性陣が、有村たちに手作りのハート型ケーキをプレゼントする場面も。サプライズの粋な計らいに、有村が「感激です。味ですか?とってもおいしいし、感動しています」と大喜びすると、福士は「喜んでもらえると、作った甲斐がある。僕も嬉しいです」とガッツポーズを見せた。

学校中の女子が憧れるイケメン同級生の蓮(福士)に恋心を抱くヒロイン・仁菜子(有村)を軸に、”登場人物全員が片思い”というシチュエーションで青春時代の淡い恋愛模様を描く。

原作コミックの大ファンだった福士は「言葉に言い表せない」と公開初日に感無量の面持ち。「恋愛に大切なのは、相手の気持ちを考えて、一歩を踏み出す勇気を持つこと。待っているだけでは、前に進まないので」とアピールした。有村も「自分の気持ちに正直に。この映画が皆さんにも幸せを分けられれば」と話した。

『ストロボ・エッジ』
全国東宝系にて公開中

取材・文:内田 涼