<地域No.1店舗の売れる秘訣・ビックアウトレットなんば店ザウルス2>ビックアウトレットが関西初進出 ソフマップとの相乗効果を発揮

2015.3.16 10:49配信

2015年2月20日、大阪・日本橋のソフマップなんば店ザウルス2の中に、ビックアウトレットなんば店ザウルス2がオープンした。ビックカメラグループにとって関西初のアウトレット店になる。インショップの形態でソフマップとの相乗効果を発揮しながら新規顧客を開拓。なんば駅前のビックカメラなんば店とも連携を図ることで、大阪でビックカメラファンを増やしていくことを目標に据えている。

ビックアウトレットなんば店ザウルス2

店舗データ

住所 大阪府市浪速区日本橋3-6-25 4F

オープン日 2015年2月20日

売り場面積 約800m2

従業員数 約10人

●「オタロード」でオープン 予想を上回る販売に

かつては日本三大電気街の一つとして位置づけられていた大阪・日本橋のでんでんタウンは、現在、PC専門店や組み立てPC用パーツ専門店に加えて、アニメやコミック、フィギュアなどの店舗も増えている。とくに、日本橋筋西通商店街は「オタロード」と呼ばれ、東京・秋葉原と並ぶサブカルチャーの街として定着。PC専門店とサブカルチャー系のショップが入り交じり、会社員や学生、訪日外国人など、さまざまな層が訪れている。

そのオタロードでPC上級者を中心に顧客を獲得しているのが、ビックカメラグループのPC専門店、ソフマップだ。ソフトウェア専門店のなんば店ザウルス1、ハードウェア専門のなんば店ザウルス2という2店舗体制で常連客を確保している。そのザウルス2の4階に、ビックアウトレットなんば店ザウルス2がオープンしたのは2月20日だ。

ビックカメラのアウトレット店は、デジタル機器や白物家電で展示品や開封品などを販売し、どの商品も新品と比べて価格が安いことが最大の売りだ。関東では、東京・池袋にビックカメラアウトレット池袋東口店、銀座にビックカメラアウトレット有楽町店が出店しているほか、神奈川・横浜にある複合商業施設の横浜ビブレ店にテナント出店している。関西では、ビックアウトレットなんば店ザウルス2が初の試み。志賀邦彦店長は、「大阪のお客様は、何の違和感もなく受け入れてくださった。金曜日にオープンして週末を含めた3日間、予想以上の感触だった」と、オープン当時を振り返る。デジタルカメラやタブレット端末などのデジタル機器、洗濯機やエアコンなど白物家電と「在庫が切れてしまうのではないかと思うほど多くの商品が売れた」と盛況ぶりを語った。

●ファミリーや女性を取り込む ビックカメラとの連携強化も

ビックアウトレットなんば店ザウルス2は、ソフマップなんば店ザウルス2の4階に店を構えており、売り場面積はおよそ800m2。店内には、できる限り多くの商品を展示しており、どのアイテムも機種ごとに試すことができるようになっている。志賀店長は、「アウトレット品は、お客様の選択肢を広げることが重要なので、できるだけ多くの商品を置いている。さらには、実際に手に取って触っていただくことが、お客様の納得につながる」という。

来店者は、これまでソフマップなんば店ザウルス2があまり開拓していなかった顧客層だ。志賀店長は、「ファミリーや若い世代のカップル、女性の方が来店してくださっている」と満足げだ。4階でアウトレット品を購入し、下の階に降りながらソフマップの商品も見る。これによって、「当店に来ていただければ、『アウトレット品だけでなく、さまざまなデジタル機器を購入することができる』と、お客様に認識していただければ相乗効果につながる」と、志賀店長は捉えている。しかも、ソフマップではPCを中心に中古品も扱っている。「アウトレットと新品、中古品で、お客様に選択していただくこともできる」としている。

接客手法はビックカメラと同じ。ビックカメラの接客は、商品知識が豊富でていねいな説明、多くの顧客が来店する駅前店ということで来店者にストレスを感じさせない効率的な応対に定評がある。しかも、ビックアウトレットなんば店ザウルス2では「アウトレット品ということで、その商品の程度や具合を、しっかりとお客様にお伝えすることを徹底している」(志賀店長)という。これによって、顧客が納得して購入することに加え、「新品と比べて安いということで、『これぐらいの汚れならば』などと納得されて、お客様がイメージしていた機種よりも1ランク上の商品を購入していただくこともある」とのことだ。

アウトレット品の売りは新品と比べて安いこと。では実際にどのくらい安いのか。「お客様が認識できるように、めくれば後ろに定価を表示した『めくりプライス』にしている」(志賀店長)。これによって、どれだけ安いのかを顧客が把握。販売増につながっているようだ。

大型家電やデジタル機器の本体だけでなく、周辺機器や日用品など手軽に購入できる商品も充実していることから、休日には多くのファミリーや女性、平日でも来店者がコンスタントに訪れている。ファミリーや女性は、でんでんタウンでも珍しい層。ビックアウトレットなんば店ザウルス2が街全体に新しい顧客を引き寄せることにもつながっている。

●店長が語る人気の理由――志賀邦彦 店長

池袋でPCを担当したほか、アウトレットがオープンした際に副店長として手腕を振るった。商品部で仕入れに携わった経験ももつ。新品とアウトレットを知り、商品の目利きもできる人物だ。

でんでんタウンには、ビックアウトレット以外に上新電機のジョーシン日本橋一番館がアウトレット品を扱っている。競合というよりも、「でんでんタウンを『アウトレットの街』として定着させたい」という想いが強い。でんでんタウンは家電とサブカルチャーが融合した。これにアウトレットの要素が加われば、さらに幅広い顧客層が訪れるようになるだろう。「アウトレットを軸に、さらに活気のある街にしたい」と意気込んでいる。

※本記事は、ITビジネス情報紙「週刊BCN」2015年3月9日付 vol.1570より転載したものです。内容は取材時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる可能性があります。 >> 週刊BCNとは

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