6. 事故が心配! だからこそ安全性の高い自転車を選ぶ

最後に登壇した遠藤まさ子さん(自転車ジャーナリスト)は、子ども用自転車の選び方は「愛妻で」と言います。

あ=安全性
い=いつ買うか
さ=サイズ
い=いい店選び

アンケートを採ると、世の中の8割9割のお母さんが、子どもが事故の加害者 or 被害者になる事態を心配しています。

ところが、実際に自転車を購入するとなると、安全性を重視する人は、約半数にとどまるそうです。

遠藤まさ子さんは、「しかるべき時期に、子どもの体型に合ったものを、しっかり整備してくれる店頭で購入するのはもちろん、安全性の高い自転車を購入してください」と強調していました。
 

7. 自転車の安全基準って? 国内最高水準のBAAマーク

会場では、「買い物時の主婦はどんな危険を感じているのか?」と題して、おもりを乗せた自転車のデモ体感も実施されました。

我が家でも、6歳と3歳半の子どもを、自転車で保育園に送っていますが、あまりの重さにフラついてしまって、本当に怖いんですよね。

そもそも、きちんと子ども同乗用に作られた自転車でないと、数年を待たずに壊れてしまうだろうな、という感覚すらあります。

少しでも安全性の高い、しっかり設計された自転車を選びたいところですが、素人の私たちには、専門的なことはわかりません。なにか基準はあるのでしょうか。

 そこで覚えておきたいのが、BAAマーク。

JIS(日本工業規格)をベースにしつつ、より厳しい基準値・安全要件を備えている、国内で最も安全性の高い基準なのだそうです。

私も、つい先日までBAAマークの存在を知りませんでしたが、自宅の自転車を確認してみると、サドルの下の縦パイプに、しっかりBAAマークが貼り付けてありました。ほっと一安心。

ぜひ、子ども同乗用自転車や、子ども用自転車を購入するときは、価格やデザインだけでなく、BAAマークのような安全基準にも着目してみてください。