『問題のあるレストラン』公式サイトより

「お尻触られても何にも感じない教習所卒業したんで」

「お尻触られても全然何にも言わないですよ。お尻触られても何にも感じない教習所卒業したんで。その服男ウケ悪いよって言われても「あーすみません気を付けまーす。」って返せる教習所も卒業したんで。痩せろーとかヤらせろーとか言われても笑ってごまかせる教習所も出ました。免許証、お財布にパンパン入ってます。」

あなたも、触られたらすぐセクハラと騒ぐ女性なんてみっともないと思っていませんか?
笑ってごまかせるぐらいでないと社会人は勤まらないと思っていませんか。

これは、男性社会で「セクハラと認識されないセクハラ」へ妥協していることになります。

真木よう子がこのセリフを放った川奈さんに「好きじゃない人に触らせちゃダメ!」と鋭い眼差しで諭します。そうなのです。
自分を大事にしないと、なにも大事にできなくなります。
自分が妥協すると、これくらいいいのかと思った人は更につけあがります。
すると自分に被害が及んだり、他の女性に被害が及ぶ可能性があるのです。
 

「得意料理は肉じゃがですって言わなきゃいけない宗教」

「バカなふりしてるから嫌いなんです。女はバカなふりするのがベストって言うのを実践してるから嫌いなんです。信じてもないくせに、得意料理は肉じゃがです、って言わなきゃいけない宗教に入ってるから嫌いなんです。」と形容されてしまう川奈さん。

本来機転も聞いて弁も立つ賢い女性の川奈さんは、そのままですと男性社会では嫌われてしまうので、生き抜くために自分の能力を抑えつけているのです。
会社での昇進など目指さず、男性の職業が≒自分の地位というポリシーを掲げ、バカなふりをしてかわいこぶり、好きな男性にアタックします。

男性受けを生業のメインにすると、自分のアイデンティティが失われ、いつかむなしくなってしまいます。

男性に好んでもらうのも嬉しいことですが、自分を抑えてまでそう振る舞うのは果たして幸せなのでしょうか。
自分を抑えていることに気づくのはなかなか難しいことですが、一度客観的に振り返ってみてください。

川奈さんのセリフを聞いて「いるいる~こんな子。嫌な感じ!」と一見思ってしまいます。
でも実はそれは、全ての女性が多かれ少なかれ持っている悩みなのです。

月の労働時間350時間、音楽プロモーターでワーカホリックだった上にライターを兼業する無謀な87年生まれ。毎日アーティストと飲んだくれ、明け方に帰宅するという生活を5年間続ける。 現在はフリーランスのライター。女性の社会問題・仕事女子の生態・エンタメに従事。