写真左より、齊藤曜、戸井田カツヤ、植松直哉、宇野薫、上原譲ZST代表、牧野仁史、太田裕之 写真左より、齊藤曜、戸井田カツヤ、植松直哉、宇野薫、上原譲ZST代表、牧野仁史、太田裕之

3月16日、『ZST.45』の記者会見が行われた。第2代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメントに参戦する3組が登壇。総合格闘技の礎を築いた修斗をはじめ、UFCやHERO’S、DREAMとトップ戦線を走ってきた宇野薫はかつて修斗世界ライト1位に上り詰め、以後グラップラーとして確固たる地位を確立した植松直哉とタッグを結成する。宇野と同様に修斗タイトル戦線を賑わし、植松と同じく後進の育成にも定評がある戸井田カツヤは愛弟子・齊藤曜とコンビを組み、『プロ・アマGT-F』優勝経験を持つZSTグラップリング最強コンビの牧野仁史&太田裕之がタッグを結成する(あと1組は未定)。

FIGHTING NETWORK ZST 「ZST.45」チケット情報

各選手の意気込みは以下の通り。

「1月、修斗(環太平洋ライト級王者決定戦)で負けてしまい、グラップリングや柔術に挑戦したいと思っていた。ベルトがかかっている以上、ベストを尽くして、そこを目指したい」(宇野)
「現役から引いてブランクがあるが、まだまだできるところを見せたい。宇野さんにたくさん戦ってもらってベルトまで辿り着きたい」(植松)
「プロ選手としてリングを離れているが、宇野さん、植松と対戦し、リベンジしたい」(戸井田)
「齊藤の意気込みは私から話します。全員ギロチンで極めます」(戸井田)
「戸井田さんのように面白いことは言えないが、(1月に敗れた戸井田に)グラップリングでリベンジしたい」(牧野)
「今回のメンバーは大ボスの中の大ボス。ただ、10年、ZSTでやってきた。ZSTのグラップリングは強いと証明したい」(太田)

また、自軍が勝っている質問についてはこのように答えた。
「ベテラン的なインサイドワーク」(宇野)
「一番極めが強い」(戸井田)
「足関(節)の極め」(牧野)


何でもありの総合格闘技と一切の打撃が認められないグラップリングルールは似て非なるもの。ビッグネームの宇野も「久しぶりなので楽しみだけど、怖いところがある」と複雑な心境を露にした。また、タッグならではの難しさがある。宇野&植松や戸井田が実績通りの実力を発揮するのか、牧田&太田がホームリングの意地を見せるのか。

『ZST.45』第2代GTタッグ王者決定トーナメント1回戦は4月12日(日)・新宿FACEでゴング。決勝戦は5月24日(日)・ディファ有明での『ZST.46』で開催される。『ZST.45』のチケットは発売中。