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東京・六本木 ブルーマンシアターにて、ロングラン上演中の『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』。3月31日の千秋楽が近づき、さらなる盛り上がりを見せている中、2月14日のバレンタインデーに特別ゲストの国生さゆりが来場した。

『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』チケット情報

小雨のぱらつく寒いバレンタインデーとなった、この日の東京。だが観客の中にはカップルの姿も多く見られ、会場は開演前から熱気を帯び始める。そしてブルーマンの3人が登場、ペンキをかけたドラムを打ち鳴らすおなじみの「ペインド・ドラミング」が始まると、観客は一気にブルーマンワールドへ。幻想的でダイナミック、さらには笑いをも加味した独特の空間が広がっていく。

続いて披露されたのは、人気パフォーマンスの一つである「マシュマロキャッチ」。投げたマシュマロを次々と口でキャッチするというもので、数が増えるごとに観客からは大きな拍手が巻き起こる。またショーの中盤には、ブルーマンの3人が客席へ。観客に興味津々のブルーマンだが、中でも彼らの目に留まったのは、特別ゲストである国生。彼女とマシュマロキャッチを始めるのかと思いきや、用意していたのはなんとチョコレート。バレンタイン限定の「チョコレートキャッチ」が成功し、国生からは満面の笑みがこぼれていた。

また『BLUE MAN~』の大きな楽しみのひとつが、観客参加型であるということ。「フィースト:食事」では観客の一人が舞台上に上がり、ブルーマンとともに息の合ったパフォーマンスを繰り広げる。合間には国生の大ヒット曲である『バレンタイン・キッス』が流され、こちらもバレンタイン限定の特別バージョンとなった。

そして終演後に行われた囲み取材では、この日の朝に入籍届を出したばかりの国生に、ブルーマンから青いバラの花束のプレゼントが。嬉しいサプライズに、国生の感激もひとしおといったようす。さらにショーの感想を聞かれると、「アトラクション的というか、お客さま参加型ですごく楽しいですね。だって何の打ち合わせもしていないのに、お客さまが自然とおもしろいことをしてしまう。ブルーマンさんはしゃべりもしないですし、目線ひとつでそれを促すというのは、やっぱりエンタテインメント性がすごく高いんだと思います」と興奮気味に語った。さらに「結婚した日にふたりで観させていただいた舞台なので、とてもいい記念になりました!」とコメント。入籍という思い出深い日が、ブルーマンとの共演により、さらに忘れ得ぬ1日となったようだ。

取材・文:野上瑠美子

『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』のチケットはぴあにて3月30日(金)まで発売中。