『TIME/タイム』日本語吹替版キャストを務めた篠田麻里子

ジャスティン・ティンバーレイクが主演するアクション・サスペンス『TIME/タイム』の日本語吹替版で、ヒロインの声を担当したAKB48の篠田麻里子が取材に応じ、作品の魅力や収録の苦労話、さらには映画が描く危険な恋へのあこがれを語った。

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遺伝子操作によって人間の成長が25歳で止まる近未来。金に代わって“時間”が通貨として流通し、わずかな余命を削りながら生きる貧困層を尻目に、富める者が永遠の生を謳歌する世界で、運命の出会いを果たした貧しい青年ウィル(ティンバーレイク)とセレブ出身のシルビア(アマンダ・セイフライド)は不条理な社会システムの真実を暴きだす。

“日本で最も輝く25歳”として、シルビア役に大抜てきされた篠田は「もともとアマンダのファンでしたが、すでに彼女が演じた役柄に自分の声や感情を入れるのは本当に難しかったですね」。特に英語と日本語の“タイミング”の違いに苦心したといい「息づかいや細かい演技に、ピタっと息を合わせるのが大変でした」と振り返る。

自身が演じたシルビアについては「自然とにじみ出る気品や女性らしさは見習いたいです。それに裕福な生まれで守られた存在なのに、スリルを求めている。それがすごく人間らしいなって思いますね」。確かにウィルとシルビアが交わすロマンスは、危険な香りが漂う。現在はAKB48のメンバーとして活躍中で恋愛は“ご法度”。それでも「危険な恋、あこがれますね」と秘かな願望を明かしてくれた。

活動の幅を広げる中で、女優業への本格的な進出について聞いてみると「実はアクションに挑戦したいんですよ。しゃべるの苦手なので(笑)、体を張りたいと思います。この映画でもアマンダが、ピンヒールで走ったりしていて本当にカッコ良かったですし」。本作を薦めたいのは「秋元先生ですね」と断言し、「私たちより忙しいし、きっと寝ていないはず。それでもメンバーをよく観察して、いろんなことに気づいてくれるんです。夢のある映画なので、ぜひ楽しんでほしい」と常に“時間”と戦っているAKB48総合プロデューサーの秋元康氏を気遣った。

『TIME/タイム』
2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて全国ロードショー