『ピラミッド 5000年の嘘』ニコニコ生放送で中継されたパネルディスカッションの模様

古代エジプト文明の知られざる新事実に迫った衝撃のドキュメンタリー映画『ピラミッド 5000年の嘘』がいよいよ18日から日本公開されるのを前に、各分野の有識者らを迎えたパネルディスカッションが15日に行われ、その模様がニコニコ生放送で生中継された。

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本作は、世界四大文明のひとつ古代エジプト文明の象徴で、紀元前2700~2500年代に建造されたと伝えられているクフ王の墓、ピラミッドにまつわる“誰も知らなかった真実”を37年間にわたり調査・研究、6年間かけて検証して捉えたドキュメンタリー作品。

これまでに、専門家たちや本作の監督、パトリス・プーヤール氏によるパネルディスカッションが2回開催されてきたが、今回は公開直前ということでドワンゴ本社で開催されたディスカッションの模様をニコニコ生放送で生中継。約4000人を超える視聴者が番組に参加し、パネラーへの質疑応答やアンケートが行われ、終始盛り上がりを見せた。この日はUFOプロデューサーの矢追純一氏をはじめ、ミステリーアイドルの桜田かをる、サイエンス・エンターテイナーの飛鳥昭雄氏、雑誌『ムー』編集長・三上丈晴氏、翻訳家の大地舜氏、考古学ジャーナリストの倉橋日出夫氏が登壇し、ピラミッドについての独自の所見を述べ、白熱したトークを繰り広げた。まず、毎回議論される“ピラミッドの正体は?”という質問に対して、全員が「クフ王の墓ではない」と断言。そして建造者について、矢追氏と倉橋氏は「労働者は人間であったとしても、建造者は人間ではない。あの技術は現代を超越しているし、宇宙人の仕業なのではないか」と回答する一方、大地氏は「宇宙人ではなく、我々の想像を超える人間の潜在能力を最大に引き出し、超能力や気を使って建造したのではないか」と意見した。

また、“2012年、人類は滅亡するか?“という質問に対し、一般視聴者の6割が「滅亡しない」と回答。矢追氏は「文明が滅びるのと、人類が滅びるのは違う。2012年をきっかけに、文明が変わる可能性は大いにある」と話し、他のパネラーもこの意見に賛同。続けて矢追氏は「古代に比べたら我々の文明は儚くて、反省させられる。電気がないと何もできないし、一見便利で素晴らしい文明かもしれないが実際には何も役に立ってはいない。その点で文明を見直し、新しい文明に変わるべきだ」と語った。最後に、倉橋氏は「ピラミッドの謎や魅力は、この映画で語られていることが全てではない。もっとすごいことがありますから、この映画をきっかけに若い世代にも関心を持ってほしい」とメッセージを送った。

『ピラミッド 5000年の嘘』
2012年2月18日(土)新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国ロードショー