これから気温の上昇によって暖かくなると、薄着になったり素足になったりすることが増えて、肌の状態が気になりますよね。汗もかきやすくなるので、肌の状態はもちろん、ふとした時の“ニオイ”も本当に怖い...。

そんな“肌の状態”や“ニオイ”が、気づかぬうちに男性にチェックされているかも!?

そこで今回お話をお伺いしたのが、これまで多くの女性の肌の悩みを解決してきた、資生堂 ヘルスケア事業部の美肌フェチ男子・山本喬歳さん。 

ボディー対策ブランド「フェルゼア」シリーズの商品開発を手がける山本さん。 撮影:小林裕和

爽やかな好青年に、肌の状態やニオイについて悩みを打ち明けるのは気が引けますが、モテ美肌を目指すため、山本さんに日頃商品開発のためにボディーのどんな所に注目しているのか、男性ならではの目線で見た“女性の美肌”についてお話をお伺いしました。 

要注意! 手入れを怠りがちなあの場所

――山本さんが職業柄、注目している肌のパーツはありますか?

山本:これからの季節は、女性の「足」の肌状態が気になりますね。春や夏になると、ミュールやサンダルを履かれたり、素足の方も増えますが、角質(垢)が厚くなってカサつきがちな人も多いように感じています。特に、かかと、つま先も要注意ですね。

――へ~! つま先ですか!

山本:足の指や爪の周りって、意外とカサつきやすいのです。私自身も、自分の足を見ると非常に指周りはカサついていて、毎日しっかりとケアしています。他人を見るのであれば自分の肌もキレイに、という意識でやっています。

――商品開発をする上では、実際に社内で女性の足をサンプルとして見たりされたのですか?

山本:社内に留まらず、社外でも、悩みを聞いたりしますね。
例えば、カサついていると、かかとにストッキングがひっかかることを知らなかったんです。伝線しやすいとか、男性には考えも及ばないです。そういう話を聞くと、『あ、足ってそういう悩みもあったんだ』とヒントがあったりするので、足に限らず、女性の悩みを探索するようには心がけています。