『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

オスカー俳優のトム・ハンクス、サンドラ・ブロック出演の映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のモニター試写会が先ごろ行われ、ひと足先に本作を観た映画ファンの声が届いた。

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映画は、父を亡くした9歳の少年・オスカーを主人公に、突然、愛する者を失ってしまった人間たちがいかにして自らと向き合い、去った者を想いながら“現在”を生きていくかを繊細なタッチの映像で描いたヒューマンドラマ。

ある事件によってこの世を去った父、その現実をうまく受け入れることができない母、そして父が残した“メッセージ”を懸命に追いかける息子。『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作は、アメリカで暮らす平凡な家族の姿を通して、“過去”を受け入れながら“現在”を生き、“未来”を見つめる人々を描いた感動作だ。モニター試写会でも、その普遍的な魅力に高い評価が集まっており「涙で字幕が何度も見えなくなった。誰でも大切な人や、大切なものがあることを思い出させてくれる」「自分を見つめ直せる映画」「ものすごく不思議で、ありえないほど素晴らしい映画」などの声が寄せられた。

また、若い観客はもちろん、子どもがいると回答した親世代の観客も、ハンクス、ブロックが演じた“親”ではなく、トーマス・ホーン少年が演じた主人公オスカーに「共感した」と回答。アンケートでは「悲しみを乗り越える難しさは大人も子どもも変わらないと感じた」「親の死と向き合い、前を向いて歩こうとする主人公の姿勢がすばらしい」などの感想が寄せられており、本作は少年を主人公にした物語でありながら、幅広い年齢層が共感できるエピソードや感情を描いているようだ。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
2月18日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー