(左から)番組MCを担当する磯山さやか、加藤夏希、敦士、押切もえ、宮地真緒、赤井沙希

NTTドコモと民放各局が設立した株式会社mmbiがスマートホン向け放送局「NOTTV」(ノッティーヴィー)を4月1日(日)に開局することを発表し、16日に記者会見が開催された。同会見にはmmbi代表取締役社長の二木治成氏、常務取締役の小牧次郎氏ら関係者のほか、番組MCを務める押切もえ、加藤夏希らもゲスト参加し花を添えた。

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「NOTTV」は、NTTドコモの対応端末で、様々な番組や、新聞・書籍などのデジタルコンテンツを視聴できる日本初のスマートホン向け放送局。スマートホンらしくSNSとの連携も可能となる。従来のテレビ放送と同じような“リアルタイム視聴”をワンセグの約10倍という高画質で鑑賞できるほか、あらかじめ登録しておいた番組を受信して好きなときに楽しむことができる“シフトタイム視聴”というスタイルも提供。また、既存の動画配信とは違い地上波を使用した放送であるため、回線が混雑したために視聴できないということも起きないという。

リアルタイム視聴は3チャンネルを持ち、番組の内容は、ニュースやスポーツ、ドラマ、バラエティなど多岐に渡る。中でも力を入れるのが、週284時間にも及ぶという生放送で、平日の日中には7時間の生情報番組を帯で編成し、押切もえ、敦士、加藤夏希らをMCに起用する。また、プロ野球やJリーグ、コンサートの生中継、アニメや海外ドラマなど調達番組の放映も行うほか、野島伸司脚本による全50話のドラマなどオリジナルコンテンツの制作にも積極的に取り組むという。さらに、震災や台風などの災害時にはリアルタイム性を生かした即時対応も可能となる。

4月の開局時は東名阪地域と福岡・沖縄での放映からのスタートとなるが、二木氏が「1年間で全国に放送エリアを広げていき、100万契約を目指す」と目標を掲げるように、視聴できる地域や対応端末は順次増えていく計画だ。料金は月額420円(税込)で、全国のドコモショップや対応端末のNOTTVアプリより申し込むことができる。「世界で初めての本当に新しいメディア」(小牧氏)と関係者も胸を張る新放送局、新たなテレビの楽しみ方を提案してくれそうだ。

「NOTTV」4月1日(日)より開局