本棚

個人的に人の家の本棚を見るのは好きです。その人が選ぶ本には本人の興味関心や思想、生き方が反映されているから。政治・経済・社会問題にまつわる本や小説、彼の専門分野に関する本などが置いてあると、どこか安心感を覚えませんか。問題意識や向上心を持って生きている人だな、と感じられるから。

一方で、一概には言えませんが、自己啓発本や恋愛ハウツー本、ナンパを成功させるコツなどの女性攻略本ばかりが置いてある…など、偏りがある場合は少し心配かも。夢や理想を追い求めがちだったり、女性を「モノ」として捉えていたり、といった可能性も考えられるからです。

本棚に扉があって、蔵書の一部が見えて一部が見えない場合は、「本棚見ていい?」と聞いた上で、扉を開けて見ることをおすすめします。本棚の「見せていない部分」に、彼の“本心”が潜んでいることも考えられます。

匂い

どんな部屋にも独特の匂いはあるもの。自分とは住環境が違うので当然です。つけている香水や洗濯で使う柔軟剤、芳香剤などの人工的な匂いのほか、ごみ捨てや水回り清掃の頻度、喫煙の有無、換気状況などの生活習慣によって、その部屋特有の匂いが生まれます。

ただ、その匂いが「明らかに不快」だと感じるものであれば、今後長く付き合っていくのは難しいかも…。清潔な暮らしをしている男性であれば、少なくとも部屋から嫌な匂いは発せられません。

ただし、不愉快な匂いの原因やその改善策が見つかるなら大丈夫です。

「人のふり見て我がふり直せ」という言葉があります。彼の部屋をチェックするのも大事ですが、いざ、彼が来たときは自分の部屋もチェックされます。見られても問題ないように、今回ご紹介したポイントは自身の部屋でも整えておきたいものですね。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。