(左から)松重豊、杏、原恵一監督
映画『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI』のヒット祈願イベントが28日、東京都内の福徳神社で行われ、声優を務めた杏、松重豊、原恵一監督が登壇した。
本作は、浮世絵師・お栄(杏)が父の葛飾北斎(松重)や仲間たちと自由闊達(かったつ)に生きる姿を、江戸の四季を通して描いたアニメーション映画。
長編アニメーションの声優初挑戦となった杏は、原作者の杉浦日向子の大ファンだったという。「残念ながら杉浦さんに直接お会いする機会はなかったけど、興味のある声のお仕事という形で大きく関わらせていただきうれしいです」とあいさつした。
神社のお札を受け取った杏は「これでヒット確実かな」とほほ笑みながら、本作の海外6カ国での配給がすでに決定していることを受けて「普段、私たちが目にする浮世絵は既に描き終わったものだけど、当時の人がどんな格好でどんな生活をしながら浮世絵を描いていたのか、というのは現代を生きる私たちの目にも新鮮に映ると思う。それを世界の方々と共有できたら」とアピールした。
一方、杏とは三度目の父娘役での共演となった松重は「声を入れるのはバラバラだったけど、そのタイミングでちょうど同じドラマ(『デート』)をやっていて、現場で杏ちゃんと『どうだった?』『難しかった?』とか『いやいや、意外と楽しかった』といった話で盛り上がった」と明かした。
映画は5月9日からTOHOシネマズに日本橋ほか全国ロードショー。
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