お付き合いしている恋人が、内心では彼女に「もっと甘えてくれればいいのに……」と思っているパターンは、思っている以上に多いようです。

でも、男性は基本的にシャイ。

ですので、素直に「ここは甘えていいよ!」が言い出せないシーンも少なくないのだとか。

そこで今回は、そんな経験のある男性たちに「もっと甘えて!」と彼女に感じたけど言い出せなかったというシチュエーションを教えてもらいましたので、3つのパターンに分けてご紹介します。

パターン1・お金のこと

お金の話は、頼りたくてもなかなか頼りにくいテーマです。困っていても、彼に嫌われたくなくて「頼りたいけど頼れない」になりやすいですよね。

でも、愛する彼女がお金に困っていれば「甘えてくれていいのに」と思っている優しい男性も、実は珍しくないようです。

「元カノなんですけど、転職をしてから収入が下がったみたいで、僕の目から見ても、生活がきつそうだったんですよね。

でも、彼女から何も言ってこないので、変に僕が援助を申し出て、プライドを傷つけたら悪いなって思って言い出しませんでした。

あとから知ったんですが、彼女はお金が足りなくて、僕にナイショで夜のバイトを始めちゃってました。

そのあたりから会う時間が減り、僕との関係もおかしくなって、結局別れたんです。

別れ話のときに『お金がなくて、夜も働くしかなかった』と泣きながら言われましたが、相談してくれたら僕がなんとかできたかもしれないし、本音ではもっと甘えてほしかったです」(30歳男性/団体職員)

「今の彼女は、友人時代に“割り勘主義”って宣言していたせいか、デート代はずっと折半してきました。

でも、ついこの前、彼女に借金があることが判明して……。無理をして、デート代を捻出していたことを知りました。

借金をする前に、できれば相談してほしかったし、いくら僕が割り勘主義でも、大好きな彼女のためならデート代くらいは僕が出すのに……って思っちゃいました」(34歳男性/IT)

こんなふうに、問題が大きくなるくらいなら「ここは甘えて!」と思ってくれる男性も少なくないようです。

本気で困っている場合には、彼に相談して、判断を委ねてみるといいかもしれません。

パターン2・お金以外の困りごと

日々の生活で困りごとに直面したときにも「もっと甘えてくれたらいいのに」と思っている男性もいました。

「元カノと付き合って半年くらいの頃、会っても表情が暗くて、ちっとも楽しそうに見えなかったんです。

そのうちに喧嘩が増え、結局別れてしまいましたが、あとから共通の知人に聞いた話では、ちょうどその頃にお父さんが倒れ、親御さんが経営する会社が倒産した時期だったみたいです。

彼女の口からは何も言ってくれなかったので、当時の僕は何もしてあげられなかったけれど、その話を聞いたときに『もっと甘えてくれたら、良かったのに』って思っちゃいましたね」(37歳男性/介護)

「ついこの前、別れた彼女とは会えば口論ばかりになっていて、もうやっていけない!って勢いで別れました。

でも、あとから聞いた話だと、親友とイザコザがあって微妙なメンタルだったらしく、別れ話のときに彼女から延々と説明をされました。

すでに別れるって決めたあとだったので、それを聞いてもどうしようもなかったけれど、まだ付き合っているときに聞いていたら、僕の気持ちも違ったかも。

そのときにもっと甘えてくれていたら、ひょっとすると別れていなかったかもしれません」(28歳男性/自動車販売)

プライベートな問題を抱えているときに、素直に彼に相談できない女性は少なくありません。

しかし、そのせいで関係が微妙になるくらいなら、どんなに重い話でも「甘えてくれたほうがいい」と思っているのも男性の本心なのです。