田中大貴(アルバルク東京) 田中大貴(アルバルク東京)

8勝2敗と好スタートを切った両クラブによる対戦だ。ディフェンスに一家言持つ両チームによる対決でもある。『2018-19 B1リーグ戦』東地区3位・アルバルク東京が西地区1位・琉球ゴールデンキングスを迎え撃つ。

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『FIBA Asia Champions Cup 2018』を含めA東京は9月27日~10月28日のほぼ1か月の間に15試合戦ってきた。タイでのアジアナンバーワンクラブ決定戦の疲労も癒えぬまま、A東京は『2018-19 B1リーグ戦』の激戦に身を投じているのだ。開幕戦のサンロッカーズ渋谷戦後、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチがチームの完成度について、「まだ半分以下。(日本代表の活動もあり)チーム全員が揃っての練習時間も少ない。まだ40%だ」と語ったのも決して大げさではない。

シーズン前に田中大貴、竹内譲次、馬場雄大の日本代表勢を欠いても、ハードな遠征が開幕前にラインナップされても、ケガ人が出ても、結果を残すA東京はまさに王者にふさわしい。過密日程はむしろ歓迎すると、エース田中は言う。「過密日程はほかのチームも一緒。逆にキツくなればなるほど、うちの方が力を発揮できる。それは自信があります。昨季から言っているが、どこよりも激しく日々の練習に取り組んでいるので」と。

第4節の川崎ブレイブサンダース戦は見事な戦いぶりだった。ゲーム1を89-67で圧勝すると、ゲーム2はさらにディフェンスの強度を高め66-46。辛口で知られるルカHCをして、「昨日、今日、リーグでトップの力を持つ川崎に対してチームはよく戦ってくれた。今日の試合のゲームプランは、いかに川崎のオフェンスを止めるかということだった。この試合でも自分たちのディフェンスを4クォーターやり続けた結果、相手を46点というロースコアに抑えることができた。ディフェンスが光ったと感じている。川崎戦の連勝は非常に価値が高い」と言わしめた。

一方の琉球も前節の川崎戦で好試合を披露した。川崎がニック・ファジーカス、シェーン・エドワーズ、バーノン・マクリンの実質オン・ザ・コート「3」を解禁するも、琉球が68-60で快勝。しかも、アイラ・ブラウン、ジェフ・エアーズ、ジョシュ・スコットのオン「3」で対応しなかったのも自信となったことだろう。翌日の第2戦は72-75で競り負けたが、佐々宜央HCは「出だしでリードを許した後、そこからよく盛り返して前半でリードした。第4Qでもよく盛り返して、ひっくり返せそうなところまでいった」と手応えを口にした。

『2018-19 B1リーグ戦』第7節・A東京×琉球は11月2日(金)・3日(土・祝)・アリーナ立川立飛にてティップオフ。2日(金)のみチケット発売中。3日(土・祝)のチケットは予定枚数終了。