実は、都内には駅近に「史跡」が多いってご存知ですか? 歴女なら見逃せない、幕末から昭和にかけての歴史スポットがたくさんあります。
今回は、ポピュラーな5つの史跡をご紹介します。

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  • 【泉岳寺】
  • 【泉岳寺】境内には、吉良を討ち取った際に首を洗ったという井戸も現存する
  • 【旧岩崎邸】三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の長男で、三代目社長・久彌の本邸として明治29年(1896年)に建てられた
  • 【築地外国人居留地跡と欧風建築物】昭和二年に再建されたカトリック築地教会
  • 【勝どき橋】1940年、月島で予定されていた万国博覧会のために、国の威信をかけて建設したという説がある

1・泉岳寺

歴史ファンでなくても知っている人が多い、有名な赤穂浪士の墓所があるお寺ですね。

赤穂浪士の討ち入りについて説明する必要はないかもしれませんが、念のため。吉良義央(吉良上野介)の理不尽な仕打ちに耐えかねて、赤穂浪士の主君である浅野長矩(浅野内匠頭)が吉良に斬りかかり、切腹を命ぜられます。ところが、決起した元赤穂藩士大石良雄以下47人の義士が、吉良の屋敷に討ち入り、主君である浅野長矩の仇を討ったという事件ですね。

事件があったとされるのが、元禄15年12月14日(1703年1月30日)ですから、今から312年前。そんな昔の事件にもかかわらず、今でも花を手向ける方が後を絶ちません。

 

それでは、駅から泉岳寺に向かってみましょう。

 

泉岳寺は、駅から目と鼻の距離です。

 

門をくぐると、赤穂浪士の47名を指揮した大石内蔵助の像が建っています。

 

お寺の本堂は、和やかな雰囲気です。赤穂浪士の墓所は、この左手にある少し小高い場所にあります。

では、詣でてみましょう。