リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス)

オールブラックス戦の準備は整った。11月2日、ラグビー日本代表のキャプテンズラン(前日練習)が実施された。練習後、FLリーチ・マイケル主将、同姫野和樹、WTB福岡堅樹が取材対応を行い、翌日に迫った大一番への意気込みを語った。

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「今週いい準備ができてワクワクしている。あとはやるだけ。自分たちのやって来たことを出して勝ちたい」(リーチ)
「オールブラックスと戦うのは、ラガーマンにとってこの上ない喜び。リスペクトしているが、あまり上に見過ぎず、対等な目線でやっていきたい」(姫野)
「あの時(2013年11月のニュージーランド戦)、世界の壁を痛感した。あの時の悔しさを晴らしたい」(福岡)

ニュージーランドで生まれ育ったリーチはオールブラック戦に対し、「特別な思いは正直ない。ただ世界一のチームと戦うという認識」と語るが、福岡には特別な感情があった。5年前の秩父宮ラグビー場で、トライ寸前でリッチー・マコウに止められた悔しさを忘れてはいなかった。福岡は言う。「ふだんはトライと言うより、チームが勝てばいいと思っていたが、明日は成長した姿を見せるためにも必ずトライを決めたい」とキッパリ。

勝負の鍵となるのは何か、バックローのふたりはこう答えた。
「相手はテストマッチのキャップ数が少ないので、プレッシャーをかけ続けたい。相手にプレッシャーをかけるために攻め続ける。攻め続けて、後半勝負に持ち込みたい」(リーチ)
「3つある。ひとつ目はメンタル。気持ちの面で相手に負けないことが大事。自分たちのプレーを遂行し続けるのも必要。あとはディフェンス」(姫野)

日本代表のジャージを着て、母国の代表チームを迎え撃つ心情について、問われたリーチは「最高です。後悔も全くない。世界一のチームと対戦したり、ハカを目の前で見たりするのはオールブラックスでは経験できないから」と笑った。また福岡も試合前のオールブラックスの舞を「自分たちに向ってハカをやってくれるのでうれしい」と歓迎した。

リーチ、福岡と異なり、初のオールブラックス戦となる姫野は「緊張している。テストマッチは独特の緊張感があるが、オールブラックスという世界一のチームとやるのは、さらに緊張感がある。でも(初キャップとなった2017年11月・オーストラリア代表)ワラビーズ戦の方が緊張した。緊張もあるが、心と身体を100%で試合に入っていきたい」と口にした。

『リポビタンDチャレンジカップ2018』日本代表×ニュージーランド代表は、11月3日(土・祝)・味の素スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。