ビエラ CX800シリーズ

パナソニックは、4K対応の液晶テレビ「ビエラ」の新モデルとして、Firefox OSを搭載した「ビエラ CX800シリーズ」6モデルを5月下旬に発売する。価格はオープン。

OSに、Firefox OSを搭載し、使いやすさに配慮した新しいユーザーインタフェースを採用。お気に入りの画面へすぐにアクセスできる「かんたん ホーム」は、チャンネルのほか、よく使うアプリや接続機器、ウェブページなどを登録しておくことで、それぞれをかんたんにすばやく呼び出すことができる。また、新インフォメーションバーの採用により、天気予報や裏番組情報など知りたい情報にもすぐにアクセスできる。「スマートTVアプリ」を使うことで、VOD視聴やゲームを楽しめる。

 広色域4K解像度の高輝度IPS液晶パネルを搭載する。独自の広色域・忠実色再現技術「ヘキサクロマドライブ」を採用し、鮮やかな原色から繊細な中間色の違いまで、色彩豊かな映像を楽しめる。また、通常はRGBの3原色で行う色補正処理を、補色のCMYも加えた六つの座標軸で行うとともに、3次元方式のカラーマネジメント回路によって、明るさの変化によらず忠実な色再現を実現。従来機種「AX800シリーズ」と比較して1.6倍の色を表現できる。また、4K放送のための新しい国際標準規格であるBT.2020にも対応する。

サウンド機能には、ウーハーとフルレンジスピーカー各2基、クアッド・パッシブラジエーターやネオジウム磁石搭載の2Wayスピーカーシステム、40Wの高出力アンプによって、パワフルな音声再生を実現する「ダイナミックサウンドシステム PRO」を備える。

地上デジタル、BS/110度CSデジタルチューナーを3基備え、別売の外付けHDDに2つの裏番組を同時に録画できるので、家族で同じ時間に見たい番組が異なっても録り逃しがない。新コンテンツ保護技術「SeeQVault」(SQV)に対応し、SQV対応の外付けHDDに番組をバックアップし、ほかのSQV対応テレビやレコーダに同HDDを接続して番組を再生できる。このほか、2015年秋に開始予定の映像配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」、テレビに話しかけて操作する「ダイレクト音声操作」に対応する。

本体デザインは、画面を3°傾斜し、ローボードにテレビを置いてソファに座った際に見下ろす体勢にすることで、見やすい角度で視聴できる「スラントデザイン」と、和室などで低い姿勢から見ても見やすく、横幅を取らないので置き場所を選ばない高級感のあるスタンドで上質感を演出する「フラットデザイン」の2種類を選べる。画面サイズは60V型、55V型、49V型の3サイズ。

税別の実勢価格は、60V型のスラントタイプが47万円前後、フラットタイプが46万円前後、55V型のスラントタイプが40万円前後、フラットタイプが39万円前後、49V型のスラントタイプが35万円前後、フラットタイプが34万円前後の見込み。