PC版「VOCALOID Editor」とほぼ同等の環境で歌声制作が楽しめる

ヤマハは、iPad/iPhoneで本格的な歌声制作が楽しめる歌声合成アプリ「Mobile VOCALOID Editor」をApp Storeで発売した。税込価格は4800円。4月13日までの期間限定セール価格は3600円。

既存のiPad/iPhone 向けアプリ「iVOCALOID」シリーズ以上の機能を備え、PC版「VOCALOID Editor」とほぼ同等の環境で歌声制作が楽しめる。iOS 7.1.2以降を搭載するiPad Air 2/Air/iPad(第4世代)、iPad mini 3/mini 2、iPhone 6 Plus/6/5s/5cに対応する。

最大16トラックでの歌声制作、1アプリ内での複数の歌声の使用、トラックやパートごとの歌声の切替え、MIDI機器からの「VOCALOID」トラックの入力、シンセサイザーやギターなどからのオーディオトラックの直接録音、豊富な調整パラメータを利用した歌声の調整などが可能。また、アプリケーションには、歌声の種類と声の音色の歌声ライブラリとして、スタンダードな女性声「VY1_Lite」が付属し、すぐに歌声制作を始めることができる。

ほかの音楽アプリやPC用音楽ソフトウェアで活用できるように、制作した楽曲データをミックスダウンしてオーディオファイル(WAV、AAC)として書き出せる。「AudioCopy」「AudioPaste」機能にも対応し、他のiPhone/iPad用音楽アプリとコピーペースト感覚でオーディオデータをやりとりできる。クラウドストレージや自動作曲機能などを無料で利用できる「ボカロネット」を使って、PC版「VOCALOID4 Editor」などと、制作した「VOCALOID」形式のデータファイル(vsqx ファイル)をクラウド経由で直接やりとりできる。

・「Mobile VOCALOID Editor」をダウンロード