WEB出身作家ならではの苦労とは?

——WEBで書いた作品を書籍にするのに、どんな苦労があるのでしょう。

WEBの良いところは文字数制限がないところ。書きたいことを書きたいだけ書くことができます。でも、小説はそうはいかないですよね。1冊の中で起承転結がなくてはいけませんから。

あと、WEB版は無料で読めて、書籍はお金を払って買ってもらうものですから、WEB版の内容に沿いつつ、書籍の方の完成度を高めなければいけないことが、やっぱりプレッシャーですね。

最初の頃、編集の方に「文字数を減らしてイベントを増やしてください」って言われて、「こいつ、正気か?」って思いました(笑)。でも、そのおかげで、文庫版の内容がぎゅっと濃くなって、イベントも増やすことができて完成度は高まったと思います。WEB作家だけの苦労かもしれないですね。

——小説やマンガなどで影響を受けている作品はありますか?

自分の中で原書となるラノベが3作品あります。ラノベを書き始めたきっかけを与えてくれた『ラグナロク』。作品の内容的な部分で影響を受けている『されど罪人は竜と踊る』。文体では『終わりのクロニクル』です。

『されど罪人は竜と踊る』と『終わりのクロニクル』はマネをしているというか、引っ張られている感がありますね。

マンガだと『ダイの大冒険』がこの世でいちばん好きなマンガです。魔法使いのポップが色々な試練で凹まされて、また立ち上がるっていうのが、リゼロのスバルと完全に同じパターンじゃないですか(笑)。あの文脈が好きなんですよね。だから、ポップがこの世でいちばん好きなキャラクターです。

——確かに! ポップとスバルは共通点がありますね。それでは、最後に読書の方へメッセージをお願いします。

アニメはアニメを作っている方々のおかげ。自分ができることは文章書くことなので、WEB版はそのまま残しますし、書籍もこのまま書いていって、皆さまが良くしてくれた分を返すつもりで頑張ります。今後もリゼロを楽しんでいただけたらと思います。それで、もし楽しかったら「楽しい」ってひと言くれたら嬉しいです(笑)。

『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』
10月6日(土)より劇場上映中

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

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