(左から)山本美月、新井浩文、ピエール瀧、木村佳乃、永山絢斗

 土曜ドラマ「64」の試写会が7日、東京都内で行われ、出演者のピエール瀧、新井浩文、木村佳乃、永山絢斗、山本美月が登壇した。

 本作は、地方県警を舞台に、昭和64年と平成14年にまたがる二つの誘拐事件を、広報官の視点から描く。

 県警広報官を演じるピエールは、オファーがあった時のことを「正直、意味が分からなかった。この役が俺にできるのかと思った」と回想。

 「でも、制作統括から(決め手は)『昭和の顔である』と言われて…。つまり“顔が古い”とディスられたんだけど、そんな顔一発で主演を選ぶなんてNHKはどうかしてしまった」と笑いを交えて語った。

 一方、ピエールの妻を演じた木村は「瀧さんがどういうお芝居をされるのかすごく興味があった。娘が(『アナと雪の女王』の)オラフにハマっておりまして。その声を担当された瀧さんだったので…」と告白。

 共演を終え「普通の役者さんと全く違うお芝居をされる瀧さんとの共演は、とっても勉強になって楽しかったです」と笑顔を見せた。

 また、広報室係長を演じた新井は、本作が映画化されることを受けて「知り合いの監督に聞かれて、『僕のやった役は(映画では)綾野剛くんがやります』って答えたら『ああ、実力もネームも全部上だね』って言われて」と苦笑い。「剛くんとはすごく仲が良いけど、この映画版に関しては失敗してほしい」と語って笑いを誘った。

 ドラマは18日午後10時からNHK総合で毎週土曜日に放送。

関連記事